私は来年、日本男子の平均寿命に達します。平均寿命では同じ年に生まれた人のほぼ半分がもう亡くなったことになります。(寿命中央値なら丁度半分)
私もそろそろ先のことを考えておいた方がいいような…。
家族が亡くなって慌てるのは葬式のこと。いきなり家族が一人いなくなったことで頭が真っ白な状態の時に葬儀社から内容と費用を聞いても具体的な印象は判らず、中くらいの所で…と決めるのがやっと。斯くしてウン100万円かけるのが日本の平均的な所のようだが、いかにも無駄遣いのように私には思えまます。
私は死後の世界の存在を信じていないので、打ちゃっておいて貰っても一向に構わないが、遺った人が困るだろう。坊さんにお経を挙げてもらわなければ成仏できない…なんて考えられない。
お経は要らないから、葬式ではベートーベンの第九を流してくれ…と遺言する人もいるようだが、自分の死後に拘る理由がよく判らない。格好いい人だった…と印象付けたい?
ケネディ大統領の葬儀ではモーツアルトのレクイエムでした。実況録音のLPを私は持っています。本人の希望だったのかどうかは不明。
死体の運搬、体液処理や死化粧、棺桶の用意、火葬までの保管(火葬場は超満員で、一週間くらいの待ち日数があると聞く。)などは葬儀屋の手を借りる必要があるだろうな。これだけなら、上記平均の1割ほどでできるだろうな。葬式にお金をかける意味は何でしょう。遺族の見栄?
現役ではなく仕事からとっくに離れた自分の場合、わざわざ人に連絡する必要もないから、葬儀参加者は近くに住む長女と長男の家族くらいか。札幌に住む末っ子の家族など、わざわざこなくってもいいよ。死んでから来て貰っても仕方がない。むしろ、私が生きている時に顔を見せろ。(この正月、皆が集まった時に伝えた)。
大阪の弟や東京の妹もそれぞれ足が痛いとか腰痛だとか、無理して来て貰わなくていいよ。
知人達への連絡は? 何か近々の予定がある場合を除いて、死後一ヶ月くらいしてからにしよう。後から水くさい…と云われないように、その旨何かの時に連絡しておこう。私の遺体を見たければ兎も角、彼らが来たかどうかは私には判る筈もなく、私には無関係である。遺族が落ち着いた頃に、私が生前に書いた礼状を友人・知人達に送ってもらおう。
そうそう、戒名をどうするか。