コッチさん
ありがとう。いい勉強になりました。
本当は‘男子厨房に入るべからず’には(漠然と)それなりの謂れがあった筈と思っていただけなのです。
当家は祖父の代から、極めていわゆる封建的家風が強かったものですから、時代は変わりつつあるのに、私も俗論を利用して来た次第です。
イアンさんが彼の12月8日の日記で、わさびさんのコメントに答えて >私は頑固な「男子厨房に入るべからず・派」なんです。(笑)…もっともこの格言の本来の意味はちょっと違うようですが… http://www.sns.ochatt.jp/modules/d/diary_view.phtml…=&l=30 奥ゆかしいイアンさんの説明はそこまでで、それ以上の知識をひけらかすことはしなかったので、男尊女卑とどう違うのかについて知らなかった私は好奇心をそそられ、ググッて見ました。 いろいろあるようですね。そこで調べた結果をひけらかし。 ① 孟子が言った「君子遠庖厨」(君子は厨房に近づかない) 昔の中国では家庭で家畜が飼われており、厨房内は生き物を屠殺し料理するところである。徳(仁)のある方が屠殺するところを目にしたり、声を聞いたり、臭いを感じたりすると、その料理を食べられなくなる。だから、厨房には近づくべきではない。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_de…2105388457 ②むかし厨房にはかまどがあって、かまどにはかまどの神様がいて家を守っていた。 それを祭るのは女の仕事であった。 今と違って神様は誰が祭っても良いわけではなく、ちゃんと祭るべき人が決められていた。そうしないと神様は機嫌を損ね、とんでもない災いを引き起こすのである。 だから男が厨房にはいるのは不吉なことの前触れであったのである。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/5151/link_3283.html ③ 日本には昔から厨房という台所にはかまどがあって、かまどにはかまどの神さまがおられて家を守っていたそうな、その神さまを祭るのは女の仕事や。その神さまは白川神道では大宜都比売神(おおげつひめのかみ)さまというのや。食物の神さまや。 ところが大気都比売神さまは、高天原から追われ、訪れてきた須佐之男命(スサノオノミコト)に食物を乞われると、鼻と口と尻からさまざまな美味なものを出し,料理して奉ったそうや。須佐之男命は,その様子をのぞき見ていて、汚物を供すると思ってなあ。怒って大気都比売神さまを殺したそうなあ。 それから男性は厨房に入ったらあかんことになったのや。大気都比売神さまの死体の頭から蚕が、目から稲が,耳から粟が、鼻から小豆が、陰部から麦が、尻から大豆が発生したそうなあ。 大気都比売神さまは誰が祭っても良いわけではなく、ちゃんと祭るべき人が決められているのや。女性でないと大気都比売神さまの機嫌を損ね、とんでもない災いを引き起こすのや。 http://turumi-jinjya.blog.so-net.ne.jp/2012-09-03 ③は②の詳細説明のようですね。 ネット上では「男子厨房に入るべし」との主張も多いですね。私もゴキブリ亭主で、現役時代は機会は少なかったが厨房に入るのが好きでした。酸素吸入をしながら火に近づくと危険だ…とのことで、暇ができた今は調理とすっかり縁が切れました。「男子厨房に入るべからず・派」になっています。 |