4/25日が出る前に目が覚めて外を覗くと、南ア側は晴れていました。昔2月に赤石岳を越えた翌日に越えた大沢岳が目の前に見える。その時は手前の深い谷底にあって窓からは見えない大沢渡に降りてきました。荒川前岳の陰で見えない荒川岳(悪沢岳)は夏と冬の2度登っている。その右に見える中盛丸山・兎・小兎、も昔一人で縦走している。
外に出れば部屋から見えない所まで見える筈だが、標高2000米になると私には歩くのが息苦しく、外をウロウロするより部屋で時々刻々の変化を見守っている方が楽しい…と云い訳しながら、外を眺めていました。(写真は総集編にて)
日が出てくると、中央アルプスの方も見えるようになってきました。
朝食後、同じフロアの階段ホールに行ってみたら、部屋から見るよりはもうすこし南の山々が見えました。前聖や兎が見える。日も大分上がったので、雰囲気もすっかり変わっています。
階段ホールから見た前聖岳、兎岳
前聖の陰になって見えない聖岳も昔、GW頃に登っています。尾根筋にまばゆく光る雪面を見ると心が躍る思いがしますが、もう今の私には関係ない!
チェックアウト後、もう一度下栗の里へ。今度は山が見えました。上河内岳と聖岳。下栗でこれは…という写真を撮るとどれかのポスターに似たものになってしまいますが、気にしない。
高原ロッジ下栗の前の広い駐車場はサンセットビューポイントとされていて、夕日に染まった南アがいいのだそうです。(地図参照)
しらびそ高原に戻って、地蔵峠を通り、大鹿村へ。大西公園は格別の桜があるわけではないが、広い丘陵に何千本かの桜が見事。丁度大阪ナンバーの千里山バスが入ってきて、やや年配の人たちが弁当を抱えて散って行きました。カメラや三脚を担いだ人が多い。
大鹿村はのんびりした明るい山里です。実はここも私は6回ほど通っています。塩見岳に正月、GW、7月と3度往復しているので…。どこからバスを利用したのかはもう覚えていませんが、鹿塩温泉への分岐あたりまで歩いたのかな。
松川町に下り、白い花が満開のりんご畠の空き地に車を止めて、コンビニで買ったおにぎりで昼食・昼寝。
中央高速園原ICを出たあたりの桜を3カ所ほど周わる予定でしたが、園原ICからは出られない…との予告。手前の飯田山本ICで降りてまずは阿智村浪合の御所桜へ迷いつつ…。国道153号(三州街道)から浪合の信号で左折して少し行くと三叉路に出て、進行方向の道は通行止。
まごまごとしていると後ろから来た車の人が大回りして行く道を案内してくれました。桜の前はやっと車が通る道。そこから桜に向かってあぜ道が1本。軽トラが駐まっている。車を田んぼに突っ込むのもヤバそうとマゴマゴしていると軽トラの人が、もう出るからその後に駐めろ…と。観光バスなども来るそうだからら、駐車可能な場所から1キロ以上もぞろぞろと歩いて来るのだろうな。そこに居た15分ほどの間に来たのは、細い道に車が1台だけ。もうすぐ出るから後にどうぞ…というと、車から十分に見えますからごゆっくり…との返事。のんびりした名桜の花見です。後醍醐天皇の孫尹良親王の仮御所跡地なのだそうです。
16時近くになったので、他を割愛して、駒ヶ根に予約した宿舎へ。はじめは飯田あたりのビジネスホテルの積もりでしたが、部屋からアルプスが見える!の言葉につられて駒ヶ根ロープウエーに行く途中の観光ホテルを予約しています。
確かに、仙丈岳、甲斐駒、鋸岳が見えました。暗くなるまで楽しめました。