無人トロッコの処理ですが、私なら線路に障害物を置いて、あるいは切替機を操作してトロッコを脱線させる方法を考えますね。
人質の対応ですが、テロの再発防止のために政府が税金を使うのは当然と思いますが、個人の身勝手な行動に税金を使うのには抵抗があります。
危険を承知で雪山登山をして遭難した場合、救助にかかった費用は自己負担でしょう。
いい年をした大人が人の迷惑も考えず好き勝手なことをして、後始末を他人に押し付けるのはどうですかね。
サンデル教授 の白熱教室にこんなテーマがあったと記憶する。 貴方は今、坂になっている線路の傍らに立っている。 貴方は線路の坂の上から無人トロッコが走ってくることに気づいた。 坂の下の方には5人が線路工事をしている。このままだとその5人はトロッコに轢かれて死ぬことになる。貴方の目の前から線路には分岐がある。切換器を操作することにより、トロッコは分岐した線路の方に走っていき、5人は助かる。ところが分岐線路の先には1人の人が工事をしており、その人が死ぬことになる。 さて貴方は5人を見殺しにするか、切換器を操作して、死ななくてもよかった1人を犠牲にして、5人の命を救うのか。 日本政府が2億ドル払うならテロの脅迫に屈したことになると思うが今は横に置いておく。 日本政府が何もしなければ二人の人質は多分殺められるだろう。2億ドル払えば、かの国でそれで武器をタップリ調達し、何百人あるいは何千人の人を殺すだろう。 二人の日本人を救うか、イスラム国内部の他宗派の人々や周辺国の人々の命を救うか、難しい選択を迫られています。 別のいい手段が見つかればいいのですが…。 日本は世界に誇る諜報機関を持ち、現在でも多くの諜報部員がイスラム国で活動しており、人質の所在を調べて近代兵器を使って救出作戦を実施できるようであればなあ…と思うが到底無理な話。現地での違法行為を気にしないで諜報活動をするスパイって日本人の体質には合わないのかも知れない。 . |