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2015年01月22日(木) 
   サンデル教授 の白熱教室にこんなテーマがあったと記憶する。

貴方は今、坂になっている線路の傍らに立っている。
貴方は線路の坂の上から無人トロッコが走ってくることに気づいた。

   坂の下の方には5人が線路工事をしている。このままだとその5人はトロッコに轢かれて死ぬことになる。貴方の目の前から線路には分岐がある。切換器を操作することにより、トロッコは分岐した線路の方に走っていき、5人は助かる。ところが分岐線路の先には1人の人が工事をしており、その人が死ぬことになる。

   さて貴方は5人を見殺しにするか、切換器を操作して、死ななくてもよかった1人を犠牲にして、5人の命を救うのか。

   日本政府が2億ドル払うならテロの脅迫に屈したことになると思うが今は横に置いておく。

   日本政府が何もしなければ二人の人質は多分殺められるだろう。2億ドル払えば、かの国でそれで武器をタップリ調達し、何百人あるいは何千人の人を殺すだろう。

   二人の日本人を救うか、イスラム国内部の他宗派の人々や周辺国の人々の命を救うか、難しい選択を迫られています。

   別のいい手段が見つかればいいのですが…。

   日本は世界に誇る諜報機関を持ち、現在でも多くの諜報部員がイスラム国で活動しており、人質の所在を調べて近代兵器を使って救出作戦を実施できるようであればなあ…と思うが到底無理な話。現地での違法行為を気にしないで諜報活動をするスパイって日本人の体質には合わないのかも知れない。

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閲覧数1,251 カテゴリ日記 コメント15 投稿日時2015/01/22 10:23
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コメント(15)
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  • 2015/01/22 15:04
    MIYUさん
     オレンジ色の服を着せられて無表情な同胞二人。

    頭上に振り回されるナイフ

     そのナイフがふたりの命を奪う時間が迫っている。

     視覚的な映像は明確に見えない殺戮より強く感覚に訴えてきます。頭脳線が皆無で感情線しかない私はどうしてもヴィジュアルなものに弱い。

     上記に雪山登山のたとえがありましたがイスラム国に入ろうとするジャーナリストを引き受けてくれる保険会社はあるだろうか。

     私は捜索費用として400万円の保険をかけています。多分これ以上かけられる保険はないと思いますしこの保険の範囲内で見つからなければ生きてはいないだろうし遺体回収のためのお金は使わなくていいと遺族(になるかもしれない人)に言っています。でもお金だけの問題じゃないんですよね。二次遭難もあるしね。

     でも山で遭難死する人は交通事故で死ぬ人より圧倒的に少ないと思うけど。

     何よりも自分にリスクがあるのに人にはやむにやまれぬ思いというものがあることを私は自分を通じて感じています。
    (イスラム国に入った彼らの思いがわかるという特定化された理解ではありません)

     どうぞよい解決方法が見つかりますように。彼らが家族と抱き合えますように。
    次項有
  • 2015/01/22 16:53
    鉛筆コッチさん
    うさきょんさん

    後藤さんはいくつかの学校で授業もやっていて、子供達から慕われていたらしいですね。

    しかし、ガイドも危険だか行くのをら止めろ…と云い、同行も断ったのに、自己責任だ…と云ってイスラム国に入り込んだようですね。

    一方の湯川さんがどのような人だったか全く報道がありませんが、民間軍事会社を経営していたそうですから、みずから戦争に入り込んだようですね。

    国や社会のために危険を冒したわけではないので、いい人だったかそうではなかったか…によって身代金を払うかどうかを決めるものではなかろう…と私は思っています。
    次項有
  • 2015/01/22 17:16
    鉛筆コッチさん
    MIYUさん

    わたしも50数年まえ、職場に山岳同好会をつくったとき、遭難対策資金を貯めようよ…と云ったことがあります。間もなく私は転勤になったので、実現したのかどうか記憶にありませんが。

    遭難での自衛隊・消防庁・警察の費用は税金で負担するようですね。地元の消防団は民間人だそうで、こちらは不明。自衛隊・消防庁・警察の手が足りないときは民間に依頼するそうで、それは自己負担だとか。


    外務省が危険区域と指定した所に対する旅行保険は出ないでしょうね。

    日本の拠金は人道的支援のためのものであって、イスラム国の人たちを殺害するためのものではない…との主張が通ればいいのですが。

    .

    次項有
  • 2015/01/23 11:22
    ヒッチさん
    安倍総理がイスラム国に宣戦布告したんです。


    イスラエルに外遊した時日本の国旗とイスラエルの国旗を
    並べたのです。


    明らかな宣戦布告です。

    今迄の外交努力が、水泡に帰したのです。

    総理に為るような、人は宗教の勉強もしてほしいものです。

    安倍さんが、責任をとるべきです。
    次項有
  • 2015/01/23 12:13
    鉛筆コッチさん
    kata0133さん

    >イスラエルに外遊した時日本の国旗とイスラエルの国旗を並べたのです。

       訪問された国の国旗と訪問した国の国旗を並べて記者会見するんは普通のことです。イスラム教国であるパレスチナからもクレームは来ていません。私はイスラエルは好きではありませんので、どうでもいいですが。

       ネット上で安倍さんがイスラム国に宣戦布告した…との意見が散見されますね。

       ただ多くのイスラム教のトップや聖職者がイスラム国はイスラム教とは別のもだと宣言しており、テロ行為を非難しています。イスラム教の他派の人々や他の宗教の人々を殺戮しているイスラム原理主義は非難されて当然だろうと私は見ています。

       人質の命は助かって欲しいですが、他の人々を殺戮すること使用されるだろうと思われる2億ドルは払ってほしくはありません。

    .

       
    次項有
  • 2015/01/23 15:50
    ヒッチさん
    テロとの戦いと言ってアメリカは、何人かけがいのない人間を
    殺したのでしょうか。

    何処の国民も当然生きる権利は有りますよね。

    白人だけじゃ無いですよね。
    次項有
  • 2015/01/23 18:25
    鉛筆コッチさん
    kata0133さん

    >何人かけがいのない人間を殺した

       これは遺憾なことですね。しかし殺されている主体はテロですからテロと戦うのを止めろとも云えませんね。

       何処の国民も当然に生きる権利はあります。しかし、他人の生きる権利を認める…との前提です。肌の色には無関係です。しかし、イスラム国の兵士にはその前提が通用しないようです。イスラム教他派や他宗教の人の権利を認めようとしていない。

       私はイスラム国の範囲内に住む穏健な人たちがイスラム国の兵士の殺戮を受けたり、拘束されたりしているのが悲しいです。当然それらの人にも生きる権利があるはずです。可愛そうな人たちを救うためにもイスラム国兵士を平定するべきだ…と思っています。仏教、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教その他の真っ当な宗教の人たちと協力して。

      もっとも大きな被害を受けているのはイスラム教の人々だろう思っています。

    .
    次項有
  • 2015/01/23 22:06
    鉛筆コッチさん
    kata0133さん

       15:50に戴いたコメントをもう一度読み返しました。実は kata0133さんがなにをおっしゃりたいのかがよく判らないままにコメントを返しました。

       よく読むと、理由は何であれ、人を殺めることはよくない…との趣旨のようにも読めます。

       巻き添えであろうと死者が出るアメリカの行為はよくない、人の生きていく権利を侵している。

      人を殺してはいけない…これは尊い考えだと私も思います。


       ただ上のトロッコの例で挙げたように、5人を殺すか、1人の命を犠牲にして5人命を救う…二つ選択肢の一方を選ぶことしかないことがよくある…ことを云いたかったでけです。何もしないでいると5人が命を失うことは必然です。

       前の私のコメントはその先を勝手に読んで反論してしまいました。私の意見はその通りなのですが、kata0133さんのコメントへの回答としてはよくなかったのかな…と反省しています。

    .
    次項有
  • 2015/01/27 21:31
    MIYUさん
     わたしはサンデル先生のその授業を見ていないので
    又聞きで意見を述べることになりますが

     5人の命>一人の命

    っていう計算をして切替機に手をかけることは私にはできないと思います。「塩狩峠(三浦綾子)」には自らの体を投げ出して列車を止める青年が描かれていますが(実話に基づくという)そのような決断もできないと思います。

     命の選択は神の領域

     それが後々どんな結果をもたらすにしても「捕虜交換」という選択肢を今の私は一番願っているようです。



     
    次項有
  • 2015/01/27 23:36
    鉛筆コッチさん
    MIYUさん

    私は自らの身を投げ出すことは多分出来ない…と思います、例え可愛い孫の場合であっても。自分の死ぬ可能性が低ければ別。

    ただ切換器の操作はやる可能性はあります。私には「神の領域」…なる考えはないので。結果の評価は人間にしかできない…と思っています。

    サンデル教授は皆の議論を誘導しますが、回答はありません。よく考えて議論すること自体が目的です。
    http://www.sns.ochatt.jp/modules/d/diary_view.phtml…=&l=30

    2億ドルを出して貰っては困りますが、「捕虜交換」なら可能性はありそうですね。うまく行くことを願っています。2対1の交換にイスラム国が応じるかどうか…ですね。

    .



    次項有
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