今朝の各紙(少なくとも電子版)に出た下記趣旨のニュース ……………………… 【2月22日 AFP】英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は21日、シリア政府軍が反体制派戦闘員の6家族を「処刑」し、子ども10人を含む少なくとも48人が殺害されたと明らかにした。 政府軍は今月17日、トルコ国境に続く反体制派の補給路を遮断するためシリア第2の都市アレッポ(Aleppo)の北にある村リトヤン(Rityan)に入った。翌日、政府軍が去った後に村に戻った人々が遺体を発見。死者の中には5人の女性と13人の反体制派戦闘員も含まれていた。 ……………………… 何となく記事の書き方が変なので、シリア人権監視団について調べてみました。 どうも報道は中立ではなさそうです。 ウィキペディアによればシリア人権監視団の主な情報源はシリア反政府組織のものであり、過去にも明白な誤報(反政府側に有利な虚報)があったそうです。(ウィキペディアを信じていいかどうかも問題かもしれませんが、一応根拠は調査可能に引用されている。) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%…6%E5%9B%A3 またシリア人権監視団自体に権力闘争があり、2派に分かれていて、全く異なる情報を流しているそうです。 http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11161279814.html これらのことがあるからこそAFPBBは責任逃れの為にシリア人権監視団情報であることを明記したのかもしれませんね。それを引用した日本のマスメディアはどうでしょう。フランスでは兎も角、少なくとも日本ではシリア人権監視団は中立ではないことはそれほど知られてはいませんから、情報の信頼性に問題あることを付記するべきだ…と私は思います。反政府勢力はアメリカが支援しているので、云いにくい? 反政府勢力から取り返したアレッポを今度は政府軍から奪還したのはアルカイダ系勢力だそうですから政府軍、反政府組織、ISILどこがやったかは判らないですね。アルカイダはISILではなく反政府組織でしたかね。複雑怪奇。 . |