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2016年07月02日(土) 

   今の日本で、戦争が起こって欲しい…と思う人はほとんどいない筈です。

 

   米国の軍産複合体ように、武器輸出で利益を得ようと世界の不安定化を期待するグループは、日本には少なくとも大ぴらにはいません。

 

   日本には米国のように世界の警察を果たそう…との意欲もなく、国外に領土的野心もないので、戦争することはデメリットのみだ…と普通に考えられていると思います。

 

   しかし、世界各国は必ずしも同じような考え方をしてはいません。各所で争いが起きています。

 

   日本が戦争に巻き込まれないためにはどうすればいいか。武器を放棄し、外国が戦争を仕掛けてきても無抵抗で対応し、侵略を許すのも一つの方法ではありますが、平和を守れた…とは言い難い。話し合いで争いが収まるなら結構なことですが、現在の世界を眺めると到底無理だ…としか思えません。

 

   日本には自衛隊という武力組織を持っています。その存在が憲法に違反するかどうかは議論が分かれる所ですが、外国の攻撃から日本を守る役目を担う唯一の部署です。

 

   近年、後進国も経済的に発展し、国力も増し、武力も増強して来ています。自衛隊の優位性も崩れてきています。攻撃されても負けないようにするには、たっぷり予算を投じて、各国より強い武力を維持する必要があります。そのためには何か(例えば福祉関係予算)を犠牲せざるを得ないでしょう。

 

   予算をあまり使わずに国の防衛力を強化しよう…というのが集団自衛です。戦う可能性の少ない他国と組んで共同防衛に当たろうというものです。

 

   そこで問題が出てきています。一緒にチームを組んだ国が別の戦争を始めたとき、日本の安全には関係しない戦争に巻込まれることがあるのではなかろうか…という心配です。

 

   政府の説明では日本の存亡に関わる場合にのみ参加するのだそうですが、法ではそうなっているのか。日本の存亡に関わる場合とはどこまでをいうのか。このグローバル化の時代に日本に関係のない事件なんてあり得ないと思われるので、具体的に明らかになっていないと困ります。

 

   私は今回の安全保障改正法案を読めてはいません。また他国と共同戦線を張る時に、どのような戦術があり得てどのようにして決めていくのか、他国のどのような部署とどのような連絡が要るのか、戦いやそのための仕事、燃料補給、負傷者の取り扱い、……等々、何が必要なのでそれをどのようにして分担を決めるのか、も私には判りません。

 

  軍事、外交の専門家が集まって種々の起こり得る局面を洗い出し、検討し、各ケース毎に改正法案と突き合わせ、明確になっているかどうか、曖昧な解釈がされる可能性はないか…を検討し、その結果の一覧表を作って公開してほしいものです。

 

   我々はそれを見せて貰って、平和が護られるのか、護りにくなるのかを判断をしたいものです。巷のシュプレヒコールに惑わされることなく自分で判断したい。

 

   今度の選挙には間に合わないでしょうが、選挙の後でもいいからやってくれないかなぁ。

 

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閲覧数1,292 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2016/07/02 00:25
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2016/07/02 16:23
    イアンさん
    ‘日本の存亡に関わる場合にのみ’と言うのが難しいところですね。
    客観的に判断出来るのか、時の為政者の主観的判断に依るのか。
    次項有
  • 2016/07/02 18:11
    鉛筆コッチさん
    > イアンさん

    考えられる色んなケースについて、日本の存亡に関わるもの、重大な影響を及ぼすが存亡に関わるとは云えないものに仕分けをして、議事録に記録しておいてほしものです。

    仮定の事実には答えられない…と安倍さんは逃げるでしょうが…。

    憲法解釈の変遷を考えりゃあ自由自在ですね。

    .
    次項有
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