この2ヶ月間に 飲んだ日本酒の中で 特に印象深かった酒です。 天穏の齋香は、私にとってはじめての生酛,娘婿からのプレゼントでした。 生酛の造り方をよく知らなかったのですが、私が知っていたのは“自然の乳酸菌”を使った伝統製法で 大変な時間と労力がかかることぐらい。その“自然の乳酸菌”というところが よくわからなかったのですが、酒母造りの過程で酒蔵の空気中に生息する乳酸菌を取り込むとのこと。娘が 酒蔵でアルバイトをしていた頃、納豆を食べられないとぼやいていたことを 思い出しました。(納豆菌の影響を避けるため)日本酒の造り方って 繊細だなあと改めて思いました。近年 この生酛造りが 復活してきているとのことです。 さて味わいですが、2ヶ月前にいただいたので はっきり覚えてないのですが、一言でいえば、複雑でしっかりしていて 濃醇って感じでしょうか。複雑って表現がぴったりのような気がしました。いろんな香味を感じるからです。熱燗でも飲んでみましたが、冷やの方が美味しかったです。 あと載せたのは、みんな華やか系です。「みむろ杉」は、酸味。「魯山人」は、この酒蔵では意外な香味。「土佐しらぎく」は、スッキリ。この三本は、本当に美味しかった! さて、今話題の山口の「獺祭」(だっさい)ですが、非常に高価なので 手を出せないでいたのですが、この「獺祭等外」は、安かったです。(4合瓶・2千円以下)山田錦等外米(規格外)で造られているからだそうです。 でも 華やかで本当に美味しかったです! さすが騒がれるだけあると思いました。 ※私の個人的な感想です。 |