>二十五年間に希望を一つ一つ失つて、もはや行き着く先が見えてしまつたやうな今日では、その幾多の希望がいかに空疎で、いかに俗悪で、しかも希望に要したエネルギーがいかに厖大であつたかに唖然とする。

無哲学・能天気な国民ですからね。

>これだけのエネルギーを絶望に使つてゐたら、もう少しどうにかなつてゐたのではないか。

どうにかといいますが、あなたは具体的な内容をお持ちですか。

>私 [三島由紀夫] はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。

我が国には何でもあるが、ただ、夢と希望が無い。

>このまま行つたら「日本」はなくなつてしまうのではないかといふ感を日ましに深くする。

大衆の中に埋没するでしょうね。海外に移民する日本人のようなもの。

>日本はなくなつて、その代はりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。

同感です。

>それでもいいと思つてゐる人たちと、私は口をきく気にもなれなくなつてゐるのである。

孤高の人ですね。無哲学・能天気か。

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>彼 [三嶋] が批判しているのは日本独自の「世界観」を失い、米英の世界観に完全に洗脳された、経済大国である以外に何の取り柄も無い空虚な国と化した日本である。

日本人は、印欧語族のように世界観は持てませんね。日本語文法がそれを許さない。

>彼がそれを激しく批判したにも関わらず、彼の死後の日本は日本独自の世界観から更に遊離してしまった嘆かわしい現状にある。

日本人にあるものは、’世の中は・・・・・’ の発想法のみ。日の下に新しきものなし。

>ネット右翼達を含めた多くの日本人は米英を崇拝して中国や北朝鮮を見下し、中国や北朝鮮より富裕であることを唯一の心の支えとしてしまっている。

相手を ‘上とみるか・下とみるか’ のメンタリティは避けられませんね。日本語には階称 (言葉遣い) があります。

>私の周囲の人々の多くもそのような人々である。

良くも悪くも日本人ですからね。

>私も三島由紀夫と同様にそのような人々と口をきく気にもならないのだが、生活のためやむを得ず交流しているのである。

自己嫌悪のようなものでしょうか。

>もはや日本という国はほとんどなくなってしまっているのである。

我々は、世界の一員ですね。

>多くの日本人は「戦後民主主義」なるものに満足している様である。

民主主義は最低である。しかし、これをしのぐ政治形体は、いまだに発見されていない。

>しかし、日本の真相は、国家主権を失い米国政府を通じた国際金融資本の命令を実行するだけの植民地政府に他ならない。

本当に、自主性のなさは情けないですね。日本人には意思が無い。優柔不断・意志薄弱に見える。

このような態度で、国際社会において名誉ある地位を占めることは可能でしょうか。

>世界覇権国である米国すら国家主権は無く国家内国家に支配されているのだから、日本が国家主権を回復するには米国の国家内国家を倒すことが必要不可欠なのだ。

日本人には意思が無い。意思の無いところには方法がない。

>「民主主義」とは、国際金融資本が国家主権を奪ったこと、あるいはこれから奪おうとしていることを隠すために行われている宣伝に過ぎないのだ。

金は持つ人の身分を問わない。民主主義に身分制度の誇りを持たせることは難しい。

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