地球外の知的生命体とのコンタクト、という内容の映画は、これまでにも色々とあるが、やはりスター・トレック調の結末では物足りない。 多少はわけがわからないような結末でも、2001年宇宙の旅のような視覚的に訴えるものがあり、示唆するようなものもあるのなら、それはそれで見応えはある。 ところが、登場するエイリアンが昔風のタコ型火星人のようで、コンタクトを試みる側もあくまで英語にこだわり、また、現在の中国の脅威を暗示するような描写など、あまり新しい感覚が感じられないし、最後もやや曖昧な形で終わってしまうのでは、強いインパクトも残らないし、これでは、やや期待はずれの感じ。 いっそのこと、エイリアンよりも主人公の女性の人生などをもっと詳しく描き、人間ドラマの方を重視したほうが良かったかもしれない。 ★58点 |