>(1)肥大化したアメリカ軍安保複合体が、1兆ドルの年間予算と、それにともなう権力を正当化するため主要な敵を必要としていること。
‘力は正義’ ですからね。Might is right. アメリカは、自己の力を示すことにより大英帝国から独立を勝ち取った。自己主張を正当化する道筋に自信をつけていますからね。
>つまり米国にとって戦争は公共事業である。
そうですね。国を興す公共事業に似たところがありますね。
>戦争で経済を回す仕組みができあがっているのだ。
戦争は、大きな需要を呼び起こし景気を良くすることができる。これを活用しないと錆が出る。
>(2)米世界覇権というネオコン・イデオロギー。
>米国は例外的な神の国であり、米一極覇権は永遠に続き、世界を指導し続けるというイデオロギーである。
そうですね。We trust in God. アメリカが世界のお手本ですね。この点で、彼らは自信を持っていますね。
>ロシアは、防衛を固めながら、中国・イラン・トルコ・シリア、そしてドイツとの関係を強化すべきだ。
ドイツ以外は、魅力のない国ですね。大量の移民も難民も押し寄せることのない国々です。これらの国は、植民地から身を起こした国でもありませんね。古い国ばかりです。
>これらの国がロシア寄りの姿勢を見せる限り、米国戦争屋も、うかつなことはできない。
そうですね。アメリカは安全第一ですからね。’飛んで火に入る夏の虫’ のようなことは、やらないでしょうね。
>振り返ると、日本は朝鮮半島有事からも中国の「一帯一路」からも完全に孤立し、置いてきぼりをくっている。
日本人には、意思が無い。意思は未来時制の文章内容であるが、日本語文法には時制というものがないので、日本人には意思が無い。優柔不断・意志薄弱に見える。意思のあるところに、方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. 意思が無くては仕方が無い。だから、日本人は諦めている。 受け身の姿勢と待ちの政治。それ以外は、孤立・置いてきぼりにたいする他国への恨み節か。積極性に欠けているので、指導者にはなれない。追従一本やりの従者に適している。自己の意思を示せば当事者・関係者となる。意思を示さなければ、傍観者にとどまります。 日本人には意思 (will) は無いが恣意 (self-will) がある。恣意 (私意・我がまま・身勝手) はバラバラな単語 (小言・片言・独り言) で存在し、文章にならない。文章にならないものには、意味が無い。矛盾も指摘できない。だから、議論にもならない。意味のないものを日本人は忖度 (推察) で受けている。このやり方は、非言語である芸術 (音楽・絵画・彫刻など) の鑑賞のしかたと同じである。忖度は、受ける側の勝手な解釈であるから、本人以外には責任が無い。これが、日本人の独りよがりをする原因になっている。独りよがりに対する批判に対しては、’だって、本当にそう思ったのだから仕方がないではないか’ と弁解する。だから、正しい (矛盾のない) 考えも、その正しい理解も存在しない。そして、世界の孤児となる。
>北朝鮮、中国とも仮想敵国扱いだ。
我が国は、孤軍奮闘・四面楚歌ですね。無意思の人は、哀しからずや。他力本願・神頼みか。
>何というみすぼらしい、愚かで幼稚な政治であろうか。
日本人は、相変わらず無哲学・能天気ですからね。各人に哲学は必要です。Everyone needs a philosophy. さすれば、政治哲学も手に入る。でも、その愚かで幼稚な政治の原因究明には、ご本人も興味がないようですね。
>ただ米国戦争屋、ネオコンの指示通りに動いているだけだ。
日本人には、序列メンタリティがある。だから、力の強い者の子分であることもまんざらではない。米国と兄弟分のつもりでいるのでしょうね。’大政・小政’ の気分か。もちろん、これは日本人の一人よがりですけどね。空想・妄想は我々日本人の得意芸です。 日本語には、階称 (言葉遣い) がある。だから、日本人には、上と見るか・下と見るかの判断は欠かせない。上下判断を続けていれば、人間関係に序列ができる。だから、日本人は序列社会 (縦社会) の中にいる。序列人間が、横文字文化の横社会に連なることは難しいでしょうね。
>これを正し、国益に沿った政治の王道に戻すには、政権交代しかない。
政権 (現実) は、頭の外にある。考え (非現実) は頭の中にある。両者はその所在が違うので、同じ内容にはなりませんね。政権は何回交代しても、日本人のメンタリティ (考え方) は変わらないでしょうね。我々には非現実の内容を現実の内容に変換する創造力が必要ですね。創造力があれば、政治の王道は実現します。英米流の高等教育を受けると、非現実を現実に変える方法を理解できるようになります。我が国の教育改革も、この辺から出発すると実り豊かな成果が得られるのではないでしょうか。
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