>みんなはどうする気なのでしょう。>選ぶことのできる道は二つです。
そうでしょうね。
>一つは「日本はアメリカの属国である」という痛苦な現実をまっすぐ受け止めて、その上で、どうやって国家主権を回復し、国土を回復するかという困難な課題にクールかつリアルに取り組むという道。
哲学の道ですね。無哲学・能天気の我が民族は、現実的な政治音痴を続けるしかないでしょう。
>もう一つは「日本はアメリカの属国である」という現実から眼を背け、国家主権の回復も国土の回復も諦めて、国家主権を持たないのに主権国家のようなふりをし、二流国なのに政治大国のような顔をするというファンタジーと自己欺瞞のうちで眠り込むという道です。
伝統的な泰平の眠りを続けるのですね。
>現代日本を見ていると、どうやら日本人の過半は「ファンタジーと自己欺瞞の道」を選ぼうとしているように見えます。
そうですね。空想・妄想が好きですね。おかげで、漫画・アニメの大国になりました。
>それは「国家主権と国土を回復する」という国家目標があまりに重く、困難であり、とても今の日本の国力では担えそうにないという気がしているからです。
わが国には、人手不足はあっても、頭脳不足はない。
>達成目標があまりに困難なので、「私たちには達成すべき目標なんか、ないよ」というしかたで仕事をニグレクトしようとしている。
どうして言い逃れるかの問題ですね。実のところ、どうしようもない。
>外の世界を直視したくないので、頭からふとんをかぶってふて寝しているような感じです。
文章がない。理解がない。忖度 (推察) がある。現実直視ができない。気分・雰囲気を求めている。
>「主権の回復」という日本の国家的課題は、日本人の代わりに誰かがしてくれるというような仕事ではありません。>僕たちが身銭を切ってやるしかない。
そうですね。
>72年かけてじりじりと失っていった主権なんだから、今さら起死回生の大逆転というようなシンプルで劇的なソリューションがあるはずもない。
日本人には、意思がない。受動があって、能動がない。主体性のない主権など、考えられませんね。これは、我々の民族性です。
>僕たち日本人は長い時間をかけて、日々のたゆみない実践を通じて、こんな「主権のない国」を作りあげてしまった。
そのうち、何とかなるだろうということですね。Happy-go-lucky.
>だから、主権を回復するためには、それと同じだけの時間をかけて、同じような日々のたゆみない実践を通じて働くしかない。
我々の行き着く先は、常に想定外になっている。
>毎日の平凡で、散文的な努力を通じてしか目標は達成されない。
日本人は、無哲学・能天気ですからね。平凡な目標しか達成されない。
>それが面倒だという人たちが「日本はもうとっくの昔から主権国家なのである。だから、主権回復のための努力なんか不要だし、ありえない」という夢想を語っている。
主権回復の話は、持ち出さないことにしている。日本人には、どうしようもないことである。
>彼らの眼には「日本が属国である」という現実がどうしても見えてこないようです。
属国は、上下関係の下にあたるので、触れたくないところです。日本人の恥である。
>自分たちが日米合同委員会や年次改革要望書やジャパン・ハンドラーたちからのレポートを一字一句たがえずに実現していることについても、「これは命令されてやっているんじゃなくて、自分で『そうしたい』から主体的にやっているのだ」というふうに人に説明し、自分にも言い聞かせている。
自己の意思がないのであるから、自己の意思に違える説明になることもない。日本人の態度は、始終一貫している。
>沖縄に米軍基地があるのも、首都上空に米軍主権の空域が広がっているのも「『日本の安全保障のために必要』と日本政府が判断して、こちらからアメリカに要望してそうしてもらっているのだ」というふうに説明し、自分にも言い聞かせている。
日本人は、既成事実を追認する形式で、事の次第を説明する。それを自己の意思であると勘違いしている。
>宗主国から属国に命じられてきたことを、一つひとつ「自分の意思でしていること」に書き換えるという手間のかかる詐術を通じて、彼らは「目覚める」ことを先送りしている。
日本人には、意思がない。だから、意思の内容を把握できない。すべて、事の次第と考えて説明している。日本語脳では、目覚めることは不可能である。 意思は、未来時制の文章内容である。日本語文法には、時制というものがない。だから、未来時制もない。それで、日本人には意思がない。優柔不断・意志薄弱に見える。
英語には、時制がある。英語を学び、時制の使い方を覚えて、自己の意思を表明する。意思のあるところに、方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. さすれば、努力次第で問題解決の道は開けて来る。
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