40分位 バスに揺られて「しまなみ海道」を渡り、たどり着いたのが 因島。 そこから「村上水軍城」までタクシーで移動。 タクシーを降りると 「村上の紋章」に囲まれた いかにも砦といった「山城」が目に飛び込んで来ました。 もうワクワクです!! 資料館に入ると 当時の12分の一の大きさの村上船団。 当時の姿そのままのジオラマ模型。常に3隻で船団を組み 海を走る! 村上水軍 かっこいいなあ! 「村上海賊」は ポルトガル人宣教師 ルイス・フロイスが命名。(日本戦国史記述) その名前から、金品を略奪するpiratesのことだと思われがちですが、それは、全くの誤解。村上水軍は、各船の瀬戸内海航行を守る働きをしていました。 瀬戸内海・芸予諸島周辺は、古来より 船乗りを悩ます海の難所。 だから、ここの海を知り尽くした水先案内人が 必要だったのです。 村上一族は、因島、能島、来島で海の関所を開き やがて 芸予諸島の全域を掌握する一大勢力となりました。 瀬戸内海を通行する船は、大名でも商人でも村上海賊の掟に従うことによって 安全に航海することができたのです。 村上一族は、島々を物流の基地として 国内外を産地とする高級陶磁器などの流通にも関わる商人、文化人の顔も持っています。 こんな小国の「海賊」があの織田信長の水軍を壊滅させた(1576/木津川口海戦)のですから、痛快ではありませんか! 以前から、村上水軍に興味を持っていたので、今回の旅行は、大満足! 今日は、和田竜の「村上海賊の娘」を買いに走りました。読むのが楽しみです!! |