ガンバレ種田さんの12月12日の日記 (その元は楽楽さん?)の「関白宣言」の一節
「オナラ」
新婚1年目・・・しない
25年目・・・オナラで返事をするようになる
Yesは短く、プッ
Noなら長い プー
「トイレ」
新婚1年目・・・水洗の音しか、しない
25年目 ・・・ドアは開けたまま話しかけてくる
こちらの話に返事はオナラ
(ここだけ取り出してみるとなにやら面白いですね)
を読んで「おなら」に関心を持ちました。
【疑問】
おならは音の出る方が臭くない…と聞いているが本当かしら。自ら申し出た宿題です。
【結果】
実験は簡単ではないので、ウエブ上で情報集め、コピペです。
おならの成分は99%は臭いのない水素・窒素・炭酸ガス・メタンガス・酸素。これらは食べ物と一緒に飲み込んだ空気と、繊維素が分解してできたものである。残りの臭う成分が1%のアンモニア・硫化水素・インドール・スカトール・メルカプタン・サルファイド・吉草酸、トリプタミンなど。脂肪や蛋白質が一部消化吸収されないまま大腸に運ばれ、そこに待ち構えているウェルシュ菌などの悪玉菌によって発酵分解され上記臭い成分を生成します。
おならの発生量はその99%を占める無臭成分の量で決まります。1%しかない成分はたとえ2倍に増えようと半分になろうと、総量には実質的に変化していませんからね。
総量が多い時は飲み込んだ空気量が多かったり(慌てた食事)、サツマイモを沢山たべて(こんなことは私にはあり得ませんが)無臭ガスが沢山発生した時です。無臭成分が多いと臭い成分の濃度が低くなるので当然に臭いは少なくなります。
発生したガスが多いとお尻から噴出する圧力が高くなり、噴出速度が大きくなって音量が増えます。音がしない時は無臭ガスが少なくで、臭いガスの濃度が高い時です。すなわちスカシッペは臭いのです。
【結論】
音の出るオナラは臭くない。しかし、無理に気張って音を出しても臭さは消えない。気張って音を出すことは、周囲の人への警報としての意義があるだけ。
【余談1】
加齢と共に腸内の善玉菌が減って悪玉菌が増えるので、おならも臭くなるようです。悪玉菌は諸悪の根源ですから健康診断でおならの臭度検査を提案したい。
検査当日はおならを出さないようにして診療所に来てください。
【余談2】
むかし、佐藤弘人の「はだか随筆」なる品のある猥談の多い本(表紙はの河童が酒を飲んでいる清水昆の漫画が描かれていた。ベストセラーになったと記憶します。)に、マッチの火お尻を近づけてオナラをしたら少し燃えたが、ガスが燃えたのか毛が燃えただけなのか判らなかった…とありました(うる覚え)が、実際に燃えるようです。窒素と炭酸ガス以外は燃える成分ですから。
【余談3】
本来は音が出るべきもの。語源は「鳴らす」。名詞形の「鳴らし」が女性言葉の「お鳴らし」、さらに「おなら」となったとか。音がしないのは「すかし屁(すかしっぺ)」。音のしないのを「おなら」と呼ぶのは語源的には間違いです。
【余談4】
子供に喜ばれる本としては 長新太著 福音館書店発行の 「おなら 」(かがくのとも傑作集―どきどきしぜん)がお奨めになっていることが多いようです。表紙は象さんのお尻の絵です。
アマゾンで880円で売っています。
休みの日に年賀状も書かずにこんなことやって。