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2009年04月12日(日) 
私が世活必需品としていつも持ち歩いているものの一つにパルスオキシメータなるものがあります。5×3×3cm位の大きさで二つ割れ可能となっていて、指先を挟むことで動脈酸素飽和度と脈拍が液晶画面に表示されます。

動脈酸素飽和度とは動脈血の中のヘモグロビンの何%が酸化状態になっているかの尺度です。タップリ酸素を運搬していれば100%と表示されます。呼吸機能の評価になります。家内はいつも98%ですが、私は92~96%。激しい運動時では88%位。

これが優れもの。
 30何年か前に私は人工肺の開発に従事していましたが、血液が人工肺を通過してどれだけ酸素を受け取ったかを測定(すなわち人工肺の性能評価)するためには、数ccの血液を採取して、酸素分圧、炭酸ガス分圧、PHを測定して、複雑な式を使っての酸素飽和度の計算が必要でした。今は指に挟むだけ。実験に使用した犬に使用できるのかどうかは知りませんが。

 3年前、肺の部分切除手術をやった後、以前から積年の喫煙の所為で重厚な肺気腫となっていた私に医師は酸素吸入装置の用意を勧めました。そんな鬱陶しいもののお世話になりたくない、なんとかリハビリで復元を図たい…と断りました。医者は何をしてもいいが、無理をしないように…とはいいながら無理かどうか判断する基準を教えてくれませんでした。そこでこれを購入。まともに買うと6万円位するが、ウエッブで探して半分以下でゲット。

 運動が激しい時は指を入れて、酸素飽和度が90%を切ると、呼吸にもっと努力するか、これ以上に運動を激しくしないようにしています。山(丘?)を登る時はこれと高度計を持っていきます。例えば100メートル登るのにぶっ倒れずに何分かかったかを見るためです。

マラソン選手が高所トレーニングする時には使っていると聞いています。

閲覧数1,289 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2009/04/12 11:22
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コメント(2)
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  • 2009/04/12 16:16
    MIYUさん
     母は血圧計を父はわずかな血液を採取して血糖値を測る計測器を使っていますが血中酸素濃度も医師の手を借りずしてチェックできるのですね。
     すごい世の中になったものです。

     私は両親が高齢で病院へ付き添うことが多いのですがまず問答無用で採血され採尿されそのデータは瞬く間にパソコンに送られ医師は患者の顔よりもパソコンを見つめながらご託宣を。

     ふと気づけば手のひらを肌にあてその上を二本指でたたくという不思議な動作をする医師はもういないですね。(お医者さんごっこでよくまねしました)聴診器さえぶら下げていない医師が多いです。

     「正確なデータ」が装置さえあれば誰にも数値で確認できるようになっているんですね。

     将来的にはデータをパソコンで叩いて自分でお薬を処方したりする時代も来るかしら?

     
    次項有
  • 2009/04/13 02:49
    鉛筆コッチさん
    MIYUさん

    血糖値測定も非侵襲的(身体を傷つけない)に光で測定する方法が種々検討されていますが、まだ満足なものは完成されていません。毎日血液を採るのは鬱陶しいでしょうね。

    >将来的にはデータをパソコンで叩いて自分でお薬を処方したりする時代も来るかしら?<

    薬は兎も角、パソコンによる診断はもう可能になっています。種々の測定値(測定には医師は不要です)を入れると、病名が出てくるシステムの作成は簡単です。

    測定結果による医師の診断はまちまちになりますが、このシステムの結果は安定です、それが絶対に正しいとは言えませんが。薬の処方はその先にありますが、これは難しいでしょうね。

    病名に対応する薬のリストを出すだけなら問題なしです。リストからの選択その組み合わせに客観性を持たせるのが難しいのです。

    我々にとっては、測定が簡単になることはそれほど重要ではないことだと思います(痛みを伴うことが鬱陶しく、楽になってほしくはありますが)。病気に罹らないシステムを医学関係者が作りあげることの方が重要でしょう。その方向に進む気配も見えていません。それができれば毎日の痛い測定は不要です。

    対症療法だけでは人は十分に幸せになる(健康問題で)とは思えません。
    次項有
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