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2009年05月31日(日) 
レコード三昧やってます。

新しい音源を入手するといともそうですが。アナログ レコードの良さを再確認中です。

○シューベルトのアルペジョーネソナタ。ロストロポービッチの演奏です。特別マタープレスによるロンドン・デラックスアルバムとあります。朗々として繊細な演奏はいうことなしですが、チェロの低音で弦が震えるのがくっきり。ジャケットにはスコアが付いています。最近はCDになって、スコア付きはなくなりましたね、歌詞付きはたまにありますが。 後に家内がゲリーカーのコントラバスの演奏会に行って、ついでに買ってきたコントラバスでのCDも持っていますがゲテもの、LPプレヤーの調子が悪い時にゴマカシに聴くだけ。音も断然LP。

○リヒャルトシュトラウスの「ツアラストラはかく語りき」。ズービンメーター指揮ロスアンジェルスPh.の演奏。私はニーチェは読んでいないし、リヒャルトシュトラウスの曲は全般的に私は馴染めないが、この曲は導入部の混沌としたかすかに聞こえる地鳴りのような変化のない低音、やがて吹き上がるトランペットとそれに続くフルオーケストラによる天地創造。この導入部と近代オーケストラの音響効果に関心があり、時々聴きます。適宜に入ってくるオルガンもいい。

○テレマンのターフェルムジーク。これは格別可も不可もなし。前のプLPレヤーではもっと美しい音だったような気がする。スタントンのカートリッジはバロックには向いていないのかも知れない。カートリッジをサテンに換えて聴いてみよう。カートリッジ取り付けシェルを買ってこなくっちゃあ。

○モーツアルトの2台のピアノのためのソナタK448。これはエッシェンバッハ/フランツのLPと昨年買ったサージュ/プラレイのCDとがあります。前がドイツ組、後がフランス組です。これは好みもあるでしょうが、私は断然にドイツ組。二人の息が細部まで完全に寄り添っている。かぼそいところはピッタリとかぼそく、二人は同性愛ではなかろうかと思う程。音が心の奥深い所に沈んでいく心地がします。ピアノの音もえこひいきかもしれないがドイツ組が美しい。

フランス組は活き活きした演奏で、よりモーツアルト的かも知れないし、音もこちらを聞いている時はCDも悪くないな…とは思うのですが、LPを聴くとやはりLPがいいと思えます、これも好みだけの問題かも。

前者は1972年、ベルリンのヨハネス修道院でドイツ人の録音。どのような修道院かは知りませんが、石造りの礼拝堂なのでしょうね。
後者は2006年ブリュージュのコンセルトヘボウで日本人の録音。ブリュージュのホールがどのようなものかも判りませんが、壁に反響防止の材料をはっ付けた演奏会場なのでしょうね。

○ベートーベンのラズモフスキー2番。LPはハンガリアSQ、CDは東京カルテット。共に録音技術者の名前の記載なし。録音に踏ん張っていないものと思われる。LPは1966年ACCディスク大賞受賞とたすきに書いてある。

LPはこの上えなく渋い演奏。後者は若々しくクリアー。音もクリアー。
大賞選者はハンガリアSQの演奏を良しとしたようだが、私は演奏、音共にCDを取る。LPも1966年頃は録音技術レベルがまだ低くかった。1970年頃にピークに達したように思う。演奏も私が若いころは渋好みだったが、今は若々しい方に嗜好が変わっている。

いやいや果てしないことになりそう。そろそろ7月の作品展の出展写真も決めにやあ。

閲覧数1,312 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2009/05/31 01:01
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2009/05/31 17:06
    LPを堪能されておられるようでなによりです。

    素養というか教養というか、レベルが高いです。
    日記の内容は、ハイブローでまったくわかりません。
    >「ツアラストラはかく語りき」
    が、2001年宇宙の旅のテーマに使われたことしか知りません。大学時代、レコ芸(レコード芸術)を買ってる同級生は賢い子らでした。
    >出展写真
    多趣味でいらっしゃるのですね。
    次項有
  • 2009/06/01 00:39
    鉛筆コッチさん
    スタンレーさん

    私は学生時代(中学~高校)に読んでいたのは映画雑誌「スクリーン」で、親父が東宝の株を持っていて無料招待券が沢山来るので、専らそれを使う不良学生でした。ジューン・アリソンとかテレサ・ライト(いずれも昔の女優です)にポーッとなっていました。

    大学生では「日本カメラ」や「写真サロン」、「山と渓谷」、サラリーマンになって「レコード芸術」でした。今は「レコード芸術」を立ち読みしてメモを取っています。

    私の書いたものがハイブローではあり得ませんが、根が凝り性なので、書き過ぎたのかも知れません。

    何が右脳で何が左脳だったか忘れましたが、仕事と趣味で左右バランスよく使っていきたいと思っています。
    次項有
  • 2009/06/02 13:31
    こんにちはコッチさん。
    私の知り合いにもクラシック通がいます。一人ははるか昔からの絵の仲間で多分私より一回り以上は年輩です。
    全くといっていいほど論理的な人ではないのですが博学雑学京都辞典と言えるような方です。LPもCDもぎっしりあって、装置もなにやら立派なのがあります。
    他に映画(ポスターのコレクションも)に絵画、食い物飲み屋といまだ好奇心の塊のような人です。でも脳は右か左か(どっちがどっち私も知りません)偏った人です。
    も一人はグループで山の絵を描きに行くときの先生なのですが、あるときメンバーが試しにいろんなクラシック十曲くらいをダイジェストして道中の車中で流して曲名はもちろん演奏家当てをしてもらったのですが、多分○○だと思うけどというのが一つありましたが、これも含めて全て当りでした。
    私は聴くのは好きなのです。・・・という程度の好きなことは他にも結構あるのですがなかなか凝りきれずに還暦をすぎてしまいました。
    諸般の事情でますます凝っているのは肩だけです。
    次項有
  • 2009/06/03 00:47
    鉛筆コッチさん
    エゴコロさん こんばんは

    相変わらずお忙しいですか。

    お知り合いのように趣味の豊かな人って楽しい人生でしょうね。私は仕事も趣味の内…と称して、未だに続けていますが、使う脳は狭義の趣味とはちがう場所のようです。

    私は特にクラシック通という訳でもありません。今日もレコード棚を眺めていて、ロシアアカデミー合唱団のロシア民謡、サイモンとガーンファンクル、MJQ(ジャズ)が出てきて、これらも聴かにゃあ…と思いました。結局かけたのはクープランの合奏曲集(フルート、オーボエ、ファゴット、チャンバロの四重奏)で、存在も聴いた記憶もないものでした。

    昔は指揮者当てをやったこともありますが、最近はよく知っている旋律の作曲者も出てこなくなっています。お友達はまだ達者な記憶力をお持ちのようですね。

    私は幸い肩こりはありませんので、生き方に凝ろうかと…。

    エゴコロさんの肩をお揉みできる場所にいないのは残念ですが、年末には治りそうではないですか。GMが旨くいくかどうかにも依るでしょうが。
    次項有
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