お茶っ人にはどうもお医者さんはいらっしゃらないような気配なので。 今月10日の「ゆる体操」の日記を見なおしていて思い出しました。もう20年以上前の私の現役時代の話しです。 会社の定期検診があり、最後にお医者さんの問診があります。お医者さんはジロリと私を眺めて、検査表(身長や体重が記載されている)を見ながら、貴方はやや肥満状態ですから、体重を減した方がいいですよ…と。 私は、母親からもっと肥った方が貫禄がでるよ…と云われているし、私自身ももう少し肥った方が健康になると思っているので、減量する積もりはないと回答。 お医者さんはBMIによる肥満度判定方法の説明をしようとしたので、私はそれを遮りました。その方法は私は知っているしそんな判定は二乗と割り算の計算ができる小学校4年生ならすぐにできる、人は骨の太い人、細い人、骨格の広い人、狭い人、水分の多い人、少ない人、胴長の人、足長の人、等々がいる筈。それにより当然に最適なBMI指数は異なる筈。それらの状況に応じて各人にとっての最適な指数を求めて、それを基準に判定するのがあるべき医師の仕事では? と反論したら、お医者さんはいやな顔して黙ってしまいました。 私の次は5歳ほど年上の人。彼は胃潰瘍の手術ですっかり痩せていました。私は衣服を整えながら対話を聞いていました。お医者さんは先輩のデータを見ながら、うれしそうに貴方は丁度いい、肥ってもいないし痩せてもいない、その状態を続けて欲しい…と。 先輩は本気になって怒りました。バカなことを云って貰っては困る、手術後のやせ衰えた状態から回復させようと必死の努力をしている人間にそんなことを云って欲しくない、とんでもないこっちゃ…。 そこまで聞いて私は部屋を出ました。その夜はお医者さんは寝にくかったかも知れませんね。 お医者さんが減って困っている現在はとてもこんなことは云えませんね。おべんちゃらでも云って、彼の仕事を楽しくしてあげにゃあ。 ちなみにその先輩は定年後間もなく若くして逝ってしまいました。 もし、お医者さんが私の日記にアクセスされていたらゴメンナサイ。 |