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2010年03月22日(月) 
   よっちゃんさんから教わった、クラシック音楽をポップスに編曲して唱っている平原綾香のレパートリーに、ジュピターという曲があります。彼女のデビュー曲だそうです。この旋律はほとんどの人が聴いたことがあるはずです。
http://www.youtube.com/watch?v=3LGdzA3lYV8&feat…r_embedded

   本田美奈子も唱っています。
http://www.youtube.com/watch?v=mme6HMiTvo0&feat…_embedded#

   ジュピターとはローマ神話に登場する気象現象を司る神ユピテルであり、ギリシャ神話ではゼウス。

   クラシック音楽でジュピターと云えば、普通はモーツアルトの交響曲第41番。

   ところが彼女の歌の原曲はモーツアルトではなく、ホルストの組曲「惑星}の第4曲の「木星、快楽をもたらす者」からの引用です。下記動画の3分7秒あたりから4分56秒あたりの第4主題からです。
http://www.youtube.com/watch?v=3B49N46I39Y&feat…re=related
 私はこの曲をズービン・メータ指揮のロスアンジェルス・フィルのLPで持っています。すばらしい演奏です。

  平原綾香のジュピターは 作詞:吉元由美/作曲:G. Holst/編曲:坂本昌之とされています。

   私はかねてからホルストはスコットランド民謡から旋律を取ったと思っていたので、原曲についての記載が間違っているよ…と云ってこの日記を書こうと思ったのでした。

   同じ旋律が英国の第二の国歌と云われる I vow to thee, my country (私は汝に誓う、我が祖国よ) として イギリスの愛国歌・イギリス国教会の聖歌になっています。
http://www.youtube.com/watch?v=BPy6FJhd2vg&feat…r_embedded

I vow to thee, my country―all earthly things above―
Entire and whole and perfect, the service of my love;
The love that asks no question, the love that stands the test,
That lays upon the altar the dearest and the best;
The love that never falters, the love that pays the price,
The love that makes undaunted the final sacrifice.

And there’s another country, I’ve heard of long ago―
Most dear to them that love her, most great to them that know;
We may not count her armies, we may not see her King;
Her fortress is a faithful heart, her pride is suffering;
And soul by soul and silently her shining bounds increase,
And her ways are ways of gentleness, and all her paths are peace.

   私はこの曲そのもの、もしくはその元の民謡がジュピターのルーツと思っていました。しかし調べてみると” I vow to thee, my country”が作曲されたのは「惑星」よりは後であり、またスコットランド民謡も話題には出て来ますが、どれを引用したのか、原曲が実在するのかがもう一つハッキリしない。ホルストの創作だとも云われています。民謡調だから別の原曲があるとの思い込みから出て来た噂なのかも知れません。

編曲者 坂本昌之氏にお詫びしなければなりません。

閲覧数1,213 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2010/03/22 00:24
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2010/03/22 22:25
    こんばんわ

    なるほど聴いてみると確かに何度も耳にしています。
    この曲は病みつきになりますね。

    ギリシャ神話の話で、学生時代を思い出しました。
    仲間の一人がギリシャ神話の話をやり始めるとその場
    に居た5~6人が各自の持論を持ち出して喧々諤々
    の議論になってしまいました。
    (ギリシャ神話に出てくる神々は殺し合いや現代道徳に
    反する行動を当たり前のように行います)
    皆は工学部の学生(私の専門は機械)ですが楽しい
    時代でした。
    私は天文学に興味を持っていた関係から星座に登場する
    ギリシャの神々についていささか知識を持っていたので
    話の渦に飛び込んで大騒ぎ!

    勝手に話を進めてすみませんでした。
    あのころは良かったなーと懐かしく思い出してしまいました。

    お邪魔しました。
    有難うございました。

    次項有
  • 2010/03/23 00:51
    鉛筆コッチさん
    岬のカブさん

    真面目な学生時代を過ごされたようですね。私達は麻雀、山、スキー、合ハイなど遊びについての話題がほとんどでした。

    ほとんどが浪人経験者(長いのは三年浪人)で、すれっからしが多かった所為かも知れません。ショーペンハウエルとかアランとか、当時読んでいた本を話題にする雰囲気ではありませんでした。

    時代も少し違う所為でしょうかね。

    コメントありがとうございました。
    次項有
  • 2010/03/23 09:45
    平原綾香さんのジュピターを初めて聴いたときは、別の次元から聞えてきたような錯覚におちいりました。
    音域が広くポピラー歌手の方が歌うのは大変です。
    それがスーパーのBGMだったので、買い物も上の空で聴いていたこと思い出しました(笑)

    あれ以来、クラッシック音楽番組でもホルストの「ジュピター」が
    よく演奏されますね。
    皆さんの興味が出てきたのでしょうね。

    イギリスの第二国歌になってるんですか~。

    短大がキリスト教聖公会系でしたので、聖歌はたくさん歌いました。
    イギリス国歌もたしか聖歌にありましたね。

    コッチさんの日記で又、勉強できました(*^_^*)
    次項有
  • 2010/03/23 23:57
    鉛筆コッチさん
    よっちゃんさん

    こんばんは

    やはり平原綾香さんは無理して唱っているので、私にはやや聞きづらいです。

    http://www.youtube.com/watch?v=KHh8isGtB6w&feat…r_embedded

    なら安心して聴けますし、原メロディの感じがよくでていると思います。私は古いタイプの人間なのでしょうね。しかしソロよりは上記のコーラスが遙に好きです。


    どちらが自分の好みに合うにしろ、いろんな人がそれぞれがよかれと思うやり方で唱う(演奏する)のを聞きくらべるのは楽しいですね。
    次項有
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