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2010年09月11日(土) 
   クモの糸からバイオリンの弦を作ったことが9月15日から北大で開催される高分子討論会で発表されるそうです。

……………

(2010年9月10日 読売新聞)
クモの糸でバイオリンの弦、柔らかく高音に伸び
              

   クモの糸を束ねたバイオリンの弦を、奈良県立医大の大崎茂芳教授(生体高分子学)が作った。音色は柔らかく、高音ののびがいいのが特徴。強度も十分という。

   長年クモの糸を研究する大崎教授が、コガネグモやオオジョロウグモ計約300匹の糸を2年かけて集めた。4本あるバイオリンの弦のうち3本について、約1万本ずつをよりあわせ、太さを0・75~1ミリにした。

   当初はウクレレの弦にするつもりだったが、知人に「バイオリンの方が素材のよさが生きる」と言われて変更。これを機にバイオリンを習い始めた大崎教授は「夢は、オーケストラでこの楽器を演奏することです」。

…………………

   遊び心をそそりますね。研究の合間にはこのような遊びは必要でしょうね。

しかし研究としてなら記事を読んだ範囲では、意図不明。

   クモの糸は強靱だから、強度的には問題ないことはわかっています。
http://www.sns.ochatt.jp/modules/d/diary_view.phtml…=&l=30

   短い繊維を集めて長い強靱な太い紐にすることは綿やウールの糸で大昔からやられています。技術的な問題といえばクモの糸の粘着性をどうやって消したか…位かしら。

   実用的な意義はありそうにないので、学会発表は何でもありですからいいとして、論文には採用されることはないでしょうね。記者には判らない、記事に記載されていない新発見もしくは新技術の開発があるのなら別ですが。

閲覧数1,303 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2010/09/11 00:05
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2010/09/11 06:07
    korochanさん
    フーン

    面白いですね。
    大学の先生は、いや、学者さんは。
    しかも、医学部教授・・・

    何かは何かのためにならなくとも、次の何かのためのstepって
    ことかしら?

    凡人には分かりません。
    蜘蛛の糸の強靭さは、すでに証明済みらしいですが・・・
    次項有
  • 2010/09/11 23:31
    鉛筆コッチさん
    korochanさん

    大崎教授は医大勤務ですが、医学部ではありません。
    生体高分子学と云って、生物を形成する分子(特に分子量の大きい高分子が主体)の研究をする分野の人です。

    やっている人には化屋が多く、一部は物理屋や農学部です。医学の人には無理でしょうね。はやりのDNA解析などをやるグループも含まれます。

    私の同窓生も卒業後にこの分野に行った人もかなりいます。彼らは元は化学合成屋ですから、生体高分子の構造を調べて、同等のものを合成しようとの意図があるものと見ていますが。

    しかし、人類が頑張っても自然の力には太刀打ちできないようです。

    上記の遊びは自然のものを利用するだけのようですね。
    次項有
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