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2011年05月19日(木) 
   サンデル教授は、白熱教室において大学入学試験の合格・不合格は本人の努力のみでは決まらない…ことを実証する為に、ハーバード大学の講義で学生達の内、第一子の人手を挙げさせました。よく見えませんでしたが、半数以上が手を挙げていたようです。第一子の率が高い…と云うわけです。

   彼は、自分の努力では如何ともし難い出生の順位でハーバード大学の合格の可能性が変わってくると話しました。

   結論に異論はありませんが、彼は自説の実証は出来てはいません。

   大学生とそうでない同年代の人たちに関して、一般の第一子比率とハーバード大学の学生の第一子比率を比較しなければならないのですが、ハーバード大学の学生の半数以上が第一子と云うだけでは比較が出来ていない。

   QC屋の性(サガ)。第一子比率のデータを探しましたがなかなか見つかりません。日本のデータとしてこんなのがありました。
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h17/10_pd…010100.pdf
ここにも二つのデータがあるのですが、私の都合のいいデータを使います。

   日本の子供のいる家庭において子供一人家族は48.4%、二人家族は37.6%、三人は14%(四人以上を含む)なのだそうです。 このデータから計算すると、第一子は子供の内の60.4%を占めています。

   米国でも似たようなものと思います。WASPは出生率は多分低いので、もっと一人っ子が多いようにも思います。日米の違いはあるにしても、サンデル教授は白熱教室で挙手した人がこ割合よりも大きい…という必要があったのです。


   出生順以外の同様な話しとしては東大生の親の平均収入は約1000万円…というのがありますね。データは下記にあります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_de…q139600873

   裕福な家庭に生まれた人は東大の合格率がいい。


   蛇足ながら、出生順位による性格については下記にあります。
http://www.momocafe.oheya.jp/blog/archives/newsi.html

   我々は自分では選択出来ない条件により、性格や勉強、努力への性向が或る程度定まり、それにより種々の運命が決まっているようです。スタート地点が初めから違っているのです。受験で合格するのは努力したことへの報いとは必ずしも云えないのです。努力すれば何でも出来る…には疑問あり。努力の習慣も生まれた家庭環境に依る筈です。公平とはどう云うことだろう。

   サンデル教授のJusticeの命題です。

   ちなみに私は言葉通り総領の甚六だ…と云われてきましたが…、得をしたのか損をしたのか。自分では得をした…と思っていますが、そう思うことが甚六らしいところか。


閲覧数569 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2011/05/19 00:49
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