コッチさん、
むつかしい選択ですね。
日経平均は一瞬ですが、10,000円を記録しました。
しかしまだまだ先は長そうです。
とっほっほっ・・・
毎日ハラハラドキドキでした。 2009年9月ギリシャ国債を新車1台分位で購入しました。2009.10政権交代でそれまでのギリシャの国家の決算が粉飾されていたことが明らかになりました、が私はそのことを知らないままでした。昨年位からギリシャ国債のデフォルトが問題になりましたが、今更乗り換えると損が確定してしまう。償還は今年の3月20日。デフォルトになれば乗用車1台がパー。 ユーロ導入国は財政赤字を3%以下に収めることが義務付けられているそうですが、ギリシャは長年の赤字を隠し続けてきていたのです。 ギリシャはせっせと仕事をするアリに対してキリギリス国家。ギリシャの公務員は午後三時には仕事は終わり。給料は民間の2倍ほどあり、しかも定年後も同じ額の年金が補償されている。夏は一ヶ月ほどのバカンスが貰える。労働者の3割が公務員だそうだ。公務員の給与や手当が政府支出の約4割を占める。これが巨大な票田となって政権を支えている。歳出は膨らみ続け、債務危機に落ちいった。(2012.02.23 日経記事) ユーロ圏各国が支援するためには、ギリシャ政府が財政立て直しの努力をして、支援により再建できる見通しが立つことが前提になるのは当然の理。しかし、ギリシャ国民は年金改革、公務員削減などの緊縮策には反対で、デモやゼネストが広まった。一方、アリ国家ドイツの国民は、遊び人キリギリス国家のギリシャの支援には反対で、これもデモなどが起こっている。苦労して貯めた蓄えで、働かない遊び人国家を支援する気にはなれないでしょうね。私としてはギリシャよりはドイツの方が心情的に理解可能だが、ギリシャ支援がなければ私が困る。 ギリシャが破綻すればユーロ圏各国の損害も大きいし、ギリシャ国民もユーロ圏各国からの債務減額や経済援助がなければ国家財政がなり立たないことは判っている筈だから、何とか和解しあう良識をユーロ圏の人たちは持っている筈…と私は連中の良識を信じてその国債を売らずに我慢して来ました。 今月6日、証券会社の担当者が上司と共に我が家にやってきて、額面の53.5%を放棄し、残りの31.5%を長期低利の新発国債に、15%をEFSF債とやらと交換てほしいと云うギリシャ政府の要求に応ずるかどうか…を聞き取りに来ました。 ギリシャ財務相のプレビューの翻訳が非常に判りにくいが、全債権の三分の二以上が賛成すれば、上記交換が強制的に行われ、特定の民間の許諾が75%未満ならギリシャ財政再建の見込みなし…とされて各国の援助は中止(多分ギリシャ政府は破産)。 7日がギリシャでの集計日なのだそうです。私の回答はノー! 私の答えがどちらであっても大勢に影響はしない。ノーと云って得する可能性はあっても損する可能性は少なかろう。 結局83.5%が承諾し、取りあえず3月20日はOK。ギリシャ政府は承諾しなかった残りの16.7%の債務も同じ条件に拘束する決定をした…とか。結局、全部ではなかったが半分がパーになって落ち着きました。これで欧州の景気が回復してくれるのなら半分がーパになってもいいかな…とも云えますが、そう簡単には行かないようです。 キリギリス国家はまだあります。ポルトガル (Portugal)、 イタリア (Italy)、 ギリシャ (Greece)、および スペイン (Spain)。併せてPIGS(ピッグス 豚)なのだそうです。場合によっては不動産バブルがはじけて危機に落ち込んだアイルランド (Ireland) を加えてPIIGS。 ユーロ圏においてはまだ苦難の道が続きます。リーマンショック、ユーロ危機で落ち込んだ我が老後資金もこの先どうなるやら。心細くなって来ました。 |