>「労作」は褒め言葉?
必ずしも褒め言葉ではないようですね。
でも私は褒め言葉として使って来たように思います。
使われる世界や文脈に依るんではないでしょうか。
因みに小中学生(私レベル)用に評価の高い小学館・国語辞典(金田一京助編)では、〔労作=くろうして作ること、またはその作品〕となっています。
今後少しは気を付けるようにしますが、やはり褒め言葉的に使うことが多いでしょうね。
毎年開催するヒュンフ・イッヒ作品展の本年度の打ち合わせをやりました。 その時に静岡県立美術館で開催の第77回 静岡県版画協会展示されたKM氏の版画(これは並はずれて大きなもであった)をKD氏が労作…と褒めました(KD氏の積もりでは)。 KM氏は、KDさんは悪気はないことが判っているので構わないが、相手の作品を労作と云うことは、褒めたことにはならず、むしろ逆のことが多いから使い方に注意した方がいい…と忠告。 私も驚きましたが、考えてみると、苦労した作品…旨の意味があるだけで作品の出来映えの評価ではなさそう。 ググッて見ると「労のみ多く益なきつくり」…と芳しくない表現であることをハッキリ云っている人もあります。 http://www.mogeworkshop.com/blog/blosxom.cgi/diary/…070714.htm 「労作、で片づけるのは失礼な意欲作」http://d.hatena.ne.jp/okatake/20120517/ との表現もある。 「名作」は名の通った作品、「傑作」「佳作」「佳編」「秀作」 は優れた作品、「労作」は苦心の作品、「力作」は力をこめて作った作品、「大作」は大規模な作品。 何の苦労もなしに作ったら、傑作だった…というのが一番いいのでしょうね。 私も今度からオベンチャラを云うときは用心しよう。 |