食料メジャーと石油メジャーが巨額の利益を得てます。
アメリカの農民も、凄い恩恵を受けてます。
あおりをくったのは、途上国ですね
地球が温暖化しつつあること、また地球温暖化ガスの発生が増大しつつあることは確かなようだ。問題は両者に因果関係があるかどうかだ。世界中が温暖化ガス発生を抑制しようとの動きを進めているのに、それが必要なのか、その抑制により温暖化が防げるのか、未だに不明である。 気候学者が国連と結びついてIPCCモデルを作り、温暖化ガスが原因とぶち挙げている。その警告に従うことが世界の趨勢となっている。しかし、地球学者や宇宙学者は温暖化ガスでなくても温暖化の十分説明可能と主張する。素人には白黒をつけることは困難である。 私はIPCCモデルを格別信用してはいないが、それを信じた世界が化石燃料の使用を節約すれば、温暖化防止ができるかどうかは知らないが(少しくらいは防止できるだろうが)、貴重な原材料資源の延命には繋がるから、反対する理由はない。しかし、それが行きすぎて、我々の生活の快適さを阻害したり、生活に支障を来すようなら、そこまでやる必要性があることの根拠を求める必要がある。 しかし、この問題では嘘の情報が多いのは気になる。特にリサイクル問題に多い。私が考えてもおかしいケースが結構あるが、武田邦彦氏の著作を見た方が間違いない(文春新書の「リサイクル幻想」;幻冬舎新書「偽善エコロジー」;その他多数あり)。彼の意見によればリサイクルで本当に有効なのはアルミ缶のリサイクルのみだそうだ。他のリサイクルは却って温暖化ガスの発生を増やしたり実質的には減らなかったりする。 地球環境についても根拠のない不安の種になる主張が出回っている。もっとも扇情的なのは、私は見ていない(見る気もない)が、ノーベル賞を授与されたアル・ゴアの「この不都合な真実」だそうだ。かれの主張はIPCCも認めないような、実際にはあり得ない仮説が前提になっているらしい。ただし、地球温暖化防止には無意味でもそれで化石燃料の使用が節減できればそちらで意味はあると私は思っていし、世界にショックを与えて環境問題に注目させたたことの意義は大きいとは思っている。ただし、行きすぎた不安の原因となったのはマイナスだろう。ノーベル賞選考委員会も彼が真実を映像化したとはまさか思ってはいまい。 地球環境についての主張の確認はビョルン・ロンボルグの「地球と一緒に頭を冷やせ」は必読。かれは単なる統計学者だが、各主張における前提と元のデータを探して、意見を述べている。複数のデータの比較も行っている。 問題は1,116件の引用が巻末に挙げられているが、すぐに取り寄せたり、図書館で探せるようには記載されていないことが。訳者である山形浩生氏が詳細をWEBに公開しているが、こちらは本の内容との対応が取れない。 真偽の判断ができない素人としては識者から認められた主張とそうでない主張とを区分だけはする必要がある。少なくともほとんどのマスコミは単なるアジテーターであって識者ではない。騙されないように眉に唾をタップリつけておこう。 孫の夏休みの宿題に環境問題のレポート作成が出たそうだ。私の思っているICCPのいい加減さを書いたりすると、多くの先生はいい点を付けてくれないと思われるので、IPCCのサイト(http://www.team-6.jp/cc-sim/ )と、レポートは英語で書くそうなので、1992年のリオの環境サミットで12歳の日系カナダ人のセヴァン、スズキの飛び入りの演説に関するサイト(http://www.sloth.gr.jp/relation/kaiin/severn_riospeach.html http://www.youtube.com/watch?v=C2g473JWAEg )を教えておきました。 もうとっくに提出はした筈だが、どのような内容になったか。 |