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宇治市民絵画苑の「二紀展・エルミタージュ」
「二紀展・エルミタージュ」の書込一覧です。
二紀展・エルミタージュ
【閲覧数】1,341
2012年11月22日 00:33
 今週も早い内に画廊巡りに行けました。時間が無くて寺町界隈はパスとなりましたが。
 市美術館の二紀展、昔は橋本房雄先生の作品を見るということで行っていましたが、今は好きな団体展と言うことで楽しみにしています。橋本先生と同じ端正な作品も多いのですが、なんと言ってもおどろおどろした、童話的というか伝奇的(別に泉鏡花=中身は知らない=と言うのでは無く、諸星コミック・中公文庫の中表紙=鳥のお腹に人面=などの方です)な作品が楽しいのです。そういう意識で長年見てきたので、絵なじみ(?)とか、お気に入り作家とかも出来てきて、余計に楽しくなってきます。
 シュールな処理方法、色味、デフォルメなど結構素人っぽいものも多いので、私達、アマチョア画家が、習作から作品制作へ移れるよい参考になるという感じもあります。そんな堅い話はおいといて、愉しんでください。今回、二段がけも多く、人気があるのかなと、ちょっと嬉しく思いました(他人事なのに)。

 私は美術館友の会に入っているので、エルミタージュ展の切符はあるし、何度も市美術館には行っているのですが、ポスターのマチスの絵がそれほど好きでもないし、後回しにしていたのだけれど、会期終盤にもなったしあわてて入りました。とにかく“大”エルミタージュというのが気に入らない。この“大”というのは、美術館が独立行政法人化した時から?最初は、“大”ルーブル展だったような。中身は気に入ったけど看板はおかしい。エルミタージュが全部来た様な表現は恥ずかしい。わたしも分不相応だけど入ったことがある(あまり覚えてないけど)ので、余計そう思う。
 でも見応えはありました。無名(私が知らないだけ?)でもへーっと思った作品も多かった。有名人も、「誰のでもあるぞ」というのがスゴイ。「絶世の美女ヌード」と言う本で一番いばっていたブグローという画家の生絵を見られたのも嬉しかった。リューベンスの餓死させられる父親に乳を飲ませる娘という絵の前で、青木繁の大国主の尊の傷を癒やすために乳を飲ませる女性の絵を思い出して楽しくなった。
 他にも気に入った作品は沢山あったけど、絵はがきにはなっていなかったのが残念。私の趣味がわるいのか、カタログを買っても置いておけないし。どうしよう。
 それくらい満足したと言うことですが。

 二紀展 25日まで
 “大”エルミタージュ展 12/6まで

書き込み数は2件です。
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Re: 二紀展・エルミタージュ
【返信元】 二紀展・エルミタージュ
2012年11月23日 15:09
 私もこっちは行けたけど、市民展の絵は出来ないし、お茶っ人でこきつかわれるしで焦ってきました。この三連休が勝負です。
 記事に書いたリューベンスのお乳ですが。次の日に読んだ新聞の美術欄ではリューベンスの風景が“すばらしい”と紹介されていました。記憶に全くない絵ですが。審美眼に差があるんでしょうね。
 お乳関わりの大国主の話ですが、書いた後で少し思い出したことがあります。乳は飲ましていたのではなく、傷口にかけていたような。女性達(二人いた?)とは叔母・甥の関係だったような。うち一人の女性が正面を向いていたのですが、印象的な顔立ちで、青木繁の絵に良く出てくる恋人の福田たねの面影があります(という私の記憶です)。
 こんな風に絵を楽しめるのも良いナーと思います。
Re: 二紀展・エルミタージュ
【返信元】 二紀展・エルミタージュ
2012年11月23日 02:45
ご案内ありがとうございます。
しかし、見に行けるかなあ~
市民絵画展の作品もまだ描けてないし。いつもながら苦しい日程になってきました。
とほほ・・・