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災害コミュニティの「ボランティア難民にならない為に」
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ボランティア難民にならない為に
【閲覧数】1,246
2011年03月15日 12:49
被災地ボランティアに行く前に
「一人でも多くの人を助けたい」「現地で炊き出しを手伝いたい」などとアツい気持ちを持つのはいいのですが、被災地ボランティアの経験や医療やカウンセリングなどの技能もなく被災地に行っても、かえって現場を混乱させてしまいます。また、今もなお余震や津波が続く被災地に単独行動で乗り込むのは非常に危険。やみくもに現地入りして“ボランティア難民”にならないために、ボランティア支援団体などが発表する情報を確認してから行動するようにしましょう。

被災地に支援物資を直接送らない
水や食料、毛布、衣服、おむつ……被災地ではさまざまな物資が不足しています。「うちに余っているものを送れば役に立つかも!」と思う人たちもいるでしょう。でも、少し立ち止まって想像してください。何が入っているのかわからない段ボールが山のように届いたら、箱を開けて中身を分類するだけでも大変な作業になってしまいます。実際に過去の大震災の時には、市職員の方などが支援物資の整理のために徹夜をしたり、食品などが腐って廃棄せざるをえなくなることもあったそうです。

支援物資を送る時には、必ずしかるべき機関を通すようにし、「現地に直接送らない」「生モノは送らない」「洋服(女物)など内容を分ける」「箱に内容を書いておく」ことを最低限守りましょう。また、衣服や毛布などを汚れたままで送るのは絶対にやめてください。現地の人に必要なもの、役に立つものを確かめてから行動するようにしたいものです。

募金活動をして義援金送るには
必要なときに必要なものに使えるお金は、被災地にとってとても重要な支援のかたち。また、今回のような大規模災害は、復興にとても長い時間がかかることが予想され、復興には想像を絶する資金が必要になります。ちなみに、阪神淡路大震災時の被害総額は10兆円と言われており、日本の国家予算(約85兆円)の約8分の1程度にものぼりました。

すでに各企業や団体、そして街角での募金活動などがはじまっていますが、募金先に悩むなら日本赤十字社に送るのが良いでしょう。郵便局で「東北地方太平洋沖地震のために、日本赤十字社に募金をしたいです」と言えば、専用の振込用紙(手数料は無料)をもらえます。また、街頭募金をしたい人は、NPO法人『Brain Humanity』のブログで公開されている『街頭募金マニュアル』が参考になりそうです。

復興には長い時間がかかることを忘れない
被災地の復興には、非常に長い時間がかかります。支援が必要なのは今だけでないことを忘れないことは、おそらく何よりも大切なことです。できるときにできることを、そして必要とされている支援を提供することを、冷静に考えて一人ひとりが取り組むことが大きな力になるはずです。被災地から遠く離れて、無力感にさいなまれるよりも、一か月後、一年後にも被災地への支援を続けていきましょう。

被災地ボランティア・支援物資送付について
日本赤十字社 http://www.jrc.or.jp/
東京ボランティア・市民活動センター http://www.tvac.or.jp/page/urgent_guideline.html
全国ボランティア・市民活動振興センター http://blog.goo.ne.jp/vc00000/
京都府災害ボランティアセンター http://fu-saigai-v.jp/saigaiv/cgi-bin/saigaiv.cgi?t…about.html

街頭募金について
NPO法人BrainHumanity公式ブログ「今日の事務局」―街頭募金マニュアル http://d.hatena.ne.jp/brainhumanity/20110313/p3
 
※画像は日本赤十字社ウェブサイトより引用
 
以上外部より引用しました。

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Re: ボランティア難民にならない為に
【返信元】 ボランティア難民にならない為に
2011年03月16日 11:31
●ボランティア希望者に5つの問い

 ただ、ボランティアについては、気をつけるべきことがある。阪神・淡路大震災に駆けつけてくれたボランティアの中には、宿泊するホテルの手配を要求した者もいた。残念ながら本当の話だ。そもそも、被災地で安心して休息できる場所があれば、被災者が真っ先に収容される。被災地では、そのような場所の確保ができず困っているのだ。出張感覚や偽善の手助け感覚は通用しない。

 また、善意・親切心を押しつけるようなボランティアは、かえって迷惑になる。被災地の危機管理担当者は、あちこちからバラバラと駆けつけるボランティアの整理だけでも大変な労力が必要になる。ボランティアに参加することがいけないのではない。ボランティアに向かう場合は、いま一度、次の5つの問いを胸に手を当てて自省した上で被災地に向かってほしい。


1. 「ボランティアに行ってやる」と思う心はないか?
2. 自分の衣食住は、自分自身で自立的に確保して参加できるか?
3. ボランティアに行って大ケガをしても自己責任として納得できるか?
4. 表彰状や栄誉が与えられなくても行きたいと思えるか?
5. 被災地で窮状を訴える厳しい声を優しく包み込む心の広さがあるか?

 この時期の東北地方はまだ寒さが厳しく、夜には零下になる日がある。風雨を避ける場所や簡易テントなども、自己完結で準備しなければならない。

 ボランティアは、バラバラに参加するのではなく、政府や公的機関やNPO・NGOを通じて参加することが望ましい。こうした機関なら、現地の危機管理責任者と合意・調整が円滑に行えるはずだ。ボランティアの好意が存分に力となるだろう。援助物資も、バラバラに送っては、物流の混乱や現地の保管場所手配などで、かえって被災地には負担になりかねない。物資面でも、現地担当者と調整可能な政府・公的機関・NPO・NGOなどで集約して送ってほしい。

これも外部からの引用文です。