1,409万kW/1,774万kW (09/28 12:45)
79%
災害コミュニティの「激しい雷雨」
「激しい雷雨」の書込一覧です。
激しい雷雨
【閲覧数】3,984
2012年08月14日 09:30
明け方の激しい雨と雷鳴、明けてみれば宇治にも川が氾濫したとテレビ放映がありました。

日記にも木幡方面の方からの冠水情報や道路の混雑状況が上がっていました。

皆さんの地域は如何でしたでしょうか?。

私は西小倉の井川沿いに住んでおりますが、この周辺の川沿いは問題なかったようです。

書き込み数は28件です。 [ 1 2 ]
[ 日付順 ] [ 投稿者順 ]
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 18:18
こたつねこさん



宇治豪雨水害復旧ボランティア報告(1~8)

  • 平成24年京都宇治水害の概要


報告(1~8)までの長文の詳細なご報告をありがとうございます。



facebookにアップしていただいたものをそのままこのコミュにもアップしていただいたのですね。

facebookでは多くの方が読んで下さりコメントを書いておられます。



facebookにコメントを書かせていただきましたが、

地域SNS「ひょこむ」と「お茶っ人」の繋がりがネットワーク上だけでなく実社会での困った時の災害時の繋がりとして、詳細な素晴らしいも報告です。



それにしても作業をされながら細かいところまで観察していただき、詳しく書いていただいて、地域SNSの交流の様子が参加しなかった方にもまるで手にとるようにわかると思います。



私が2日間の写真をアップするにも、先ずがんがんを整理して削除して、写真を編集して、日記にアップする、これだけでも時間がかかりましたのに、これだけの長文を書いていただくのは大変だったでしょう。お察しします。



貴重な報告として保存させていただきます。



「団長を救え」トピを立てて下さり、facebookにアップしながら

2日間往復して宇治に来て作業をしてくださり、

相当お疲れだったと思いますが帰られてからはfacebookに報告を

アップされるとともに、このような詳細な報告書を書いていただきました。

どんなに大変なことだったかと思います。



一貫してのご支援本当にありがとうございました。














Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 16:57
宇治豪雨水害復旧ボランティア報告(8)-そして明日へ

温室復旧ボランティアの二日目は、ひょこむからjamjamさん・ホッシーさん・やまもとさんの3勇士に加え、こたつ父子3人が参加。親子揃ってのボランティアは、小学校の全教室にネットワークケーブルを敷設する市民活動「ネットデイ別所小(姫路市別所町)」以来10年ぶり。父親としては、息子たちが自発的にしっかり社会貢献してくれることが大変嬉しい。
作業は前日に続き、温室内の水耕栽培システムの撤去。前日までのスポンジは総て地元の方々で綺麗に片付けられており、二日目はシートやマットを撤去しパイプ類を回収するという作業。使えないものは廃棄して、使えるものは再利用を目指して整理する。35度近い気温と強烈な日差しを受けた温室内は引き続き高温。前日より湿度がやや低く、かく汗の量も若干少なめの中、ボランティアのみなさんは頑張って作業を進められました。

二日目のハイライトは、お昼のランチタイム。おにぎりとお味噌汁でひといきつきながら、ボランティア同士の交流が深まる。18日は高校3年生のリッキーくんが年長者にいじられていたが、この日も親子で参加した高一のりょうまくんが話題の中心となり楽しい会話がつきなかった。子どもに小さな頃からボランティアを体験させることは、その人生観醸成において大きな効果がある。この時間がかれらにとって、大切な想い出のひとつになれば幸いです。

二日間連続の宇治での被災地復旧支援活動、普段の運動不足のおかげでなかなかハードな体験だったが、お茶っ人さんたちとの絆がより強まり、参加者同士互いに幸福感の向上に寄与できた。自分たちの地域内だけでなく、普段から近隣社会と良い関係を更新しておくことは、いざというときのセーフティネットとなり、最終的には減災に直結する。また「関係の更新」は、関わった人々に幸福感をもたらす効果がある。 被災するのは大変不幸なことだが、災害はいつどこで起こるかわからない。その備えとして、地域内ネットワークの醸成、地域ネットワーク間の連携強化、地域同士の交流促進が、今後ますます重要になってくる。 今後、地域SNSが地域社会に果たす役割が更に重要になってくるであろう。

最後に、団長さん、ハルジオンさん、私たちの思いを受け入れて頂き本当にありがとうございました。京都山城地域SNS「お茶っ人」のみなさま、仲良く一緒に作業させて頂きとてもとても楽しかったです。宇治の地域のみなさま、いろいろとボランティア作業を支えて頂き、心から感謝申し上げます。
またすこし、「お茶っ人」と「ひょこむ」の絆が深まったように思います。末永くこのよき関係が成長を続けていきますように。
今回の宇治集中豪雨水害復旧支援ボランティアにご参加・応援頂いたみなさまに深く御礼申し上げます。

おわり
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 16:56
宇治豪雨水害復旧ボランティア報告(7)-地域に根ざしたお茶っ人の底力

誰が指示するわけでもなく自然体ではじまり、それぞれが声を掛け合いながら和やかに作業が進んでいく。汗びっしょりになって疲労困憊なのに、なぜか顔だけは笑っている。互いがそれぞれの作業をカバーしあい隙間を埋めながら、バラバラなのに全体がひとつにまとまっている。みんながしっかりボランティアの作業を心得えておられた。「10分作業、15分休憩」というペースでなんとか体力が回復。この休憩時間の雑談の交流が、自然と一体感を醸成していく。もしも、ボランティアなしで家族だけでこの作業をやるとすると、その物量だけでなくおそらく気持ちが萎えてしまうことだろう。その意味でもボランティアが手伝った意義は大きく、またボランティアもさまざまなものをその時間の中で得られている。

温室の横には農機具倉庫があり、ボランティアはここを拠点として作業を進め
た。倉庫の中には、水分補給のためのドリンクがいっぱい冷やしてあり、塩分や糖分の補給のための飴やチョコレートや果物が用意されていた。また、地元のケーキ屋さんの米粉入りバームクーヘンの差し入れは疲れた身体を心底癒してくれた。昼食はご近所のおばさんの指導の下、「家の手伝いなんてしたことな~い♪」と快活に笑う可愛い女子高生4人が握ってくれたおにぎり。水分を補給しすぎて食欲が減退している中、一つ目を口にすると「旨い!」..結局4つもごちそうになった。

倉庫には他にも多数の方々が差し入れや激励に来訪され、また「用事があって短時間だけど」と作業に加わり汗びっしょりになって帰るお茶っ人さんなど、温かな交流があちこちで見られた。また、地域SNSとしての「お茶っ人」ネットワークの特徴は、なんといってもメンバー同士の「ゆるいつながり感」。どこかに派閥ができるわけではなく、誰かがお山の大将になるでもない。ひとりひとりが「宇治お茶っ人」という地域への愛着のもと、互いに支えあえる関係を上手に更新しながら、いざという時には強力なセーフティネットとなることが実証されている。「お茶っ人」が地域SNSの成功事例として取り上げられるゆえんであり、ICT時代の地域ネットワークの理想型のひとつであるといえる。今回のボランティア作業は、このようなたくさんの地元の方々にしっかりと支えられながら進められていた。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 16:55
宇治豪雨水害復旧ボランティア報告(6)-温室復旧ボランティア作業開始!

18日(土)は、筆者・ちむくん・やえちゃんの3人が午前7時10分に姫路を出発、山陽自動車道姫路東インターから一路被災地宇治を目指した。途中、加古川バイパス-第二神明-阪神高速(北神戸線)を経由して中国自動車道に入った、ドラゴンお京さん・愛永さんと西宮名塩SAで合流し、8時20分に名神-京滋バイパスの経路で宇治西インターに向かった。宇治西インターを下りて、電車組との待ち合わせ場所である「近鉄向島駅」へ。東京から早朝の新幹線で駆けつけてくれた楽楽先生、大阪からチヌダンゴさん、三田からまいこぷさんの3名と9:30の集合時間を前にして集合し、18日の作業ボランティアか勢揃いした。

一行は団長さんの自宅に移動、団長さんのパートナーであるハルジオンさんの案内で氾濫した小川を渡って徒歩で温室に向かう。小川にはそこここにその水勢
を物語る痛々しい痕跡がみられた。雨が降り始めたのは13日22時頃。用事があって車で外出したハルジオンさんは、急に強まった雨脚にワイパーが役に立たなかったそうだ。車は徐行していても怖いくらいの豪雨で、あちこちで連続して稲光が光り、雷鳴が止めどなく轟くという状態が4時間以上続いていたという。普段はなんの変哲もない小川や用水路が突然凶器に変わる恐ろしさを語るハルジオンさんの言葉に、災害に対する備えの大切さを痛感した。

両日の作業は、お茶っ人さんとひょこむと地域住民の合同チーム。前日には宇治市災害ボランティアセンターからの派遣も数名あったが、緊急性・公共性・生活性などの要件から公的ボランティアに依存することは難しい。普段から団長夫妻がいかに良質の紐帯を地元で育んでいるかというのが、今回のような事態が勃発したときにはよくわかる。被災時に役立つネットワークは、地元の非ネット系交流と地元のネットで補完される交流と地域外とのネットでの交流が大切であることを、団長さんたちのコミュニケーションが語ってくれた。

温室の入り口でお茶っ人のまあねっとさんから手順の説明を受ける。この日も猛暑日が予想される酷暑。温室の中はこれに輪をかけて暑い!..というより、休憩で温室の外に出ると摂氏35度の熱風がとても爽やかに感じた。熱中症にはお互い十分に気をつけて、水分補給・塩分補給・適切な休養を確認してから作業に入った。

この日の作業は、水耕栽培のスポンジを撤去するところからスタート。これがなかなか難物で、乾いていたら扱いやすいのだが、水耕栽培だから基本的に十分に水分を含んでいる。ぬれているとその重量もあり、大切に扱ってもすぐにボロボロになる。広い温室の中にどれくらいあるか誰にもわからない状態で、ひとつひとつ外しながらトラックに積み込むという作業の繰り返し。機械では代用ができない人海戦術は災害復旧ボランティアの十八番であるが..温室内の作業ということもありなかなかの苦行だった。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 16:54
「宇治豪雨水害復旧ボランティア報告(5)-「団長さんを救え!」プロジェクト

15日早朝、宇治市災害ボランティアセンターに引き渡された古タオルは、即刻、当日からスタートした災害ボランティアの人々に直接手渡され、それぞれが派遣された被災現場に持ち込まれた。この災害ボランティアは、15日には宇治市民に、16日以降は京都府民に限定されていた。もともと宇治は観光地ではあるが、一部には遠隔地からのボランティアが多数駆けつけると、その交通手段として利用する自動車を駐車する場所が確保でき
ないという苦しい事情があったという。しかしこのままでは、県外居住者である我々が公式にボランティアとして参加する余地はない。そこで、15日午後、古タオル受け渡しの際に「お茶っ人」のリーダー的な存在である団長さんの温室が壊滅的な被害を受けたと聞いたことから、再びお茶っ人さん(「お茶っ人」の利用者)に相談し、受け入れのための調整を依頼した。

被災したのは、団長さんの水耕栽培温室(550坪)。普段はこのプラントで、スチロールの上にスポンジを置き、そこに唐辛子の苗をさして通年栽培を行っていた。今回の水害では、脇の小川と前の用水路が氾濫して温室が50センチ近くドロ水で冠水。温室の水耕栽培プラントは無残にも壊滅状態となった。団長さんによると『当初は現場を見て、愕然、何から手を付けたらいいのか全く分かりませんでしたし、その無惨な情景に言葉もなかった。』とのことで、真っ白になりこのままどこかに逃げたいとも思われたくらいショックは大きかったという。

16日正午過ぎ、団長さんから直接筆者の携帯に「ボランティア受け入れ」の連絡が入った。受入可能人数、作業時間、作業内容、準備物、留意事項などを聞き取り、集合場所や現地移動方法などを加えて、16日13時17分「ひょこむ」に「【団長を救え!】宇治集中豪雨災害復旧ボランティア募集!」のトピックを立てた。
http://hyocom.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=144793&a…bbs_id=506
この結果、18日(土)に8名、19日(日)に6名がボランティアとして名乗りを上げて、温室復旧ボランティアチームが結成された。

短時間にボランティアがある程度集まった理由は、「ひょこむのカバーエリアが比較的広域であった」「ひょこむでは普段から災害ボランティアに関する意識が高い」「困ったときはお互い様の互酬関係にある」「移動コストや時間がある程度許容範囲である」「作業のタイミングが休日と重なった」ということが考えられる。19日(日)には500人以上が参加した災害ボランティアが、月曜日には2割以下に激減したということからも、夏休みを活かした学生ボランティアの活躍が今後は期待されるところである。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 16:54
宇治豪雨水害復旧ボランティア報告(4)-宇治豪雨水害の教訓

このように素早い支援が実現した理由は、「被災地にレスポンスが良い受け入れネットワークがある」「受け入れネットワークが公的組織と非常時に連携できる」「支援者と被災地の間に人的交流がある」「支援者が発災に備えて支援物資を備蓄している」「支援者と被災地がある程度の距離にある」という要件がすべて満たされたからである。

大好きネットは、地域で活動する住民で構成された組織で、地域SNS「お茶っ人」の運営母体でもあり、もともとICTに関するバリアは存在しないほど多くの情報達人を擁している。また、「お茶っ人」には宇治市や職員個人も深く関与しており、宇治市災害ボランティアセンターの構成員は、宇治市内を拠点とするNPOや地域活動団体であり、大好きネットももちろんその一員である。「お茶っ人」と「ひょこむ」の間には、長い間醸成された人的交流があり、コ
アメンバー同士は互酬的関係を理解して支え合っている。また、「ひょこむ」には佐用豪雨水害以来、古タオルなどの緊急支援物資が備蓄されていて、いつでも搬出できる状態にあった。そして、姫路-宇治間は高速道路を使えば僅か2時間で到着する近さであった。

局地的な災害が目立つ最近の日本列島においては、災害情報のあり方が被災者に与える影響は小さくない。今回の宇治水害では、市内各所で、電力・道路・水道のインフラが途絶し、翌日になっても正確な被災状況が市民に伝わっていなかった。また、復旧支援の受け皿となるボランティアセンター立ち上げにもある程度の時間が必要であり、被災直後は公的情報だけに頼るのは難しい。これを補うソーシャル・メディアによる被災地からの情報発信は、断片的な状況ではあるがにTwitterやFacebookにポストされており、Twitterでは関連情報を束ねる取り組みも自発的に行われた。しかし、その中には信頼性の低いものや輻輳した情報、またノイズとなるメッセージが多数含まれており、なんらかのフィルターが必要であった。

残念ながら、現在はこれらを橋渡し役となって横につなぐ仕組みやメディアが地域に不在であり、災害に強い地域づくりを行うためには下記の視点による早急な対策が求められる。
・情報の空白域を埋める-信頼できる災害情報を被災地から発信する仕組みの実現
・情報のつながりを埋める-さまざまな情報を整理し、的確に情報発信する仕組みの実現
・物資の空白域を埋める-近隣地域から素早く物資を持ち込むことができる仕組みの実現
・人材の空白域を埋める-各組織と連携して必要とされる人材を的確に被災地に送り込む仕組みの実現
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 16:53
宇治豪雨水害復旧ボランティア報告(3)-支援のスタート

山城地域に甚大な被害を及ぼした60年前(1953年)の「南山城水害(昭和28年災害)」を記憶している人も少なく、同時とは比べものにならないくらい山林まで開発されて農地や市街地が出現した。宇治の人たちは「他所の支援はしても、自分たちが助けてもらうとは思ってもみなかった」と口を揃えるが、大災害が発生する要素は平穏で便利な生活の中に潜んでいたようだ。

14日朝、NHKのニュース映像を姫路の自宅で見て、宇治で大きな災害が起こったことを知り愕然とした。即座に「お茶っ人」にアクセスしたが豪雨に関するトピックは掲載されておらず、また宇治市や宇治市災害ボランティアセンターのホームページにも災害に関する情報は書き込まれていなかった。大きな災害に見舞われた際には、被災地では発信できる情報の収集は非常に困難であり、また情報を発信する余裕はない。

この
ようにして生まれる「情報の空白」をいかにして埋めるかというのは、被災地支援において非常に重要な課題である。今回は、「お茶っ人」の「災害コミュニティ」に最初の書き込み『激しい雷雨』があったのが14日9時30分、宇治市ホームページで「京都府豪雨災害による被害への対応状況について」がPDFで公開されたのが14日10時段階、宇治市災害ボランティアセンターは午後になってから「NEWS」を発信した。この後も「お茶っ人」からは、被災写真を掲載したレポートが利用者から続々と登録され、ひとつの情報ソースとして貢献したと考えられる。

筆者は、「浮き雲」氏の『激しい雷雨』のコメントとして、10時16分に「3,000枚の古タオルの備蓄があり、被災地に搬入する用意がある」と姫路から芦屋に向かうJRの車中で書き込み。これに対して浮き雲氏が、受け入れ体制を調整して15時31分に支援依頼をポスト。16時58分には、古タオルを満載したワゴン車の写真とともに、出発準備が整ったことを連絡した。ワゴン車は深夜3時に姫路を出発、早朝5時に宇治に入り、被災状況を確認してから8時半に宇治市災害ボランティアセンターが設置される宇治市総合福祉センターで、「お茶っ人」を運営する「NPO法人うじ大好きネット」の方々の出迎えの下、古タオル1,500枚を受け渡した
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 16:52
宇治豪雨水害復旧ボランティア報告(2)-地域SNS「お茶っ人」と「ひょこむ」のつながり

 京都山城地域をエリアに設置された地域SNS「お茶っ人」と兵庫県域エリアを対象とした「ひょこむ」は、いずれも2006年秋にスタートしたコミュニケーションサイトである。「お茶っ人」の拠点である京都府宇治市の人たちと筆者とは、専念会議所による阪神・淡路大震災のボランティア活動で知り合い、その後も講演会に出講したりして交流を行ってきた。相互の地域SNSにおいても、互いにネットワークに参加して情報共有を行い、オフラインミーティングにも積極的に参加してつながりを醸成してきた。2007年8月には、「ひょこむ」が主体となって初めての「地域SNS全国フォーラム」を神戸市で開催。「ひょこむ」ではカバーできない「交流会」を「お茶っ人」が企画・運営し、半年間隔開催というその後の盛り上がりに大きく寄与した。

 2009年8月9日深夜、兵庫県佐用町が集中豪雨の河川氾濫による災害に見舞われた。交流のある地域SNSサイトの中で普段から交流の深い「ひょこむ」がまず最初に動き出した。10日早朝に飲料水など緊急救援物資を被災地に搬入、現地調査や指導者アドバイスにより清掃用の「古タオル」のニーズを確認し、「ひょこむ」を中心とした全国のネット仲間たちに呼びかけて、12日から3日間で26,700枚(別途15,000枚が直接現地に送られた)を集めた。この際に、最も俊敏に動き出したサイトが「お茶っ人」であった。サイトを起点とした人的つながりを経由して放射状に拡大した情報により、多くの住民がプログラムに共鳴したくさんの古タオルが集まり、佐用に送られた。

 記憶にも新しい2011年3月11日の東日本大震災においては、盛岡地域SNS「モリオネット」から呼びかけられた学用品支援プログラムに参加。「お茶っ人」のつながりを活かして短期間に大量の文房具を集積、尾道から姫路・掛川・葛飾などを経由した盛岡につなぐ「村つぎリレー」プロジェクトの先鋒として盛岡に送り届けた。このように、普段から人的交流と情報共有が定着している地域SNSのネットワークは、災害が発生する度に素早い支援を行うことができ、その活動を積み重ねるにつれて関係性が強化されている。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 16:51
宇治豪雨水害復旧ボランティア報告(1)-平成24年京都宇治水害の概要

 2012年8月13日22時過ぎから翌14日4時頃にかけて、京都府宇治市周辺は短時間記録的大雨情報が出される豪雨が断続的に降り続いた(宇治市では、13日20時からの10時間雨量が300ミリに達した)。近畿各地では、土砂災害や河川の氾濫が発生、建物が流されるなど被害が続出した。

宇治では、宇治川などの大河川での氾濫がなかったにもかかわらず、戦川、志津川、弥陀次郎川など、宇治川支流の中小河川が市街地で多数氾
濫し被害を拡大(床上浸水517棟、床下浸水1,278棟、死者行方不明者2名-宇治市災害対策本部15日17時発表)した。
 
 山村武彦氏(防災システム研究所)は、宇治市豪雨災害の防災上の課題を指摘している。
 直接的には、市街地を流れる中小河川の氾濫防止対策が脆弱であったことが洪水の主因ではあるが、宇治市が、東海豪雨相当降雨(1時間95㎜、48時間425㎜)を想定して公開していたハザードマップが住民に十分認知されていなかった(今回の洪水では、この浸水想定区域図のほぼ想定通りの浸水被害が発生した)。

 また、深夜の豪雨災害では頻繁に発生することであるが、「大雨警報」「短時間記録的大雨情報」「避難勧告」「避難指示」などの防災情報が、適切かつ迅速に伝達できていなかった。たとえば、14日早朝4時から5時ごろに民家が流された志津川地区に避難勧告が出されたのは、14日の14時10分になってから。また、筆者の高齢の住民へのヒアリングでは、『夜更けから轟いていた雷鳴が深夜になって経験したことがないくらい間髪なく鳴り響いて、一晩中怖くて眠れないほどだった』という。人の声が聞こえない滝のような豪雨の中、深夜の避難は極めて困難であった。

 洪水後の処置においても、2日経過しても浸水区域における消毒作業がほとんど見られなかったことや、住宅街に漂う猛烈な悪臭、災害後の衛生管理対策の遅れが目立ったという。

【参考資料】
山村武彦,『平成24年宇治市豪雨災害・現地調査・写真レポート(速報)』,2012.8,http://www.bo-sai.co.jp/kyotogouu.html
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 15:17
京都府からoshirase@anshin-kyoto.pref.kyoto.jp 宛に届いた情報です。

京都府竜巻注意情報 第1号
平成24年8月21日14時27分 京都地方気象台発表

京都府では、竜巻発生のおそれがあります。
竜巻は積乱雲に伴って発生します。雷や風が急変するなど積乱雲が近づく兆
しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてくださ
い。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月21日 15:13
こたつねこさん

2日続けてご子息お二人を含めて8人できていただきありがとうございました。
お疲れになられたことでしょう。

団長さんのハウスは550坪の大きなハウスですからまだまだ作業は続きます。

地域SNSの繋がりに感謝しています。

写真を下記にアップしております。

http://www.sns.ochatt.jp/modules/d/diary_view.phtml…=&l=30

http://www.sns.ochatt.jp/modules/d/diary_view.phtml…=&l=30
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月16日 13:19
団長さんとご相談の上、「ひょこむ」で公募を始めました♪

----

【団長を救え!】宇治集中豪雨災害復旧ボランティア募集!



2012年8月14日未明の記録的豪雨により、安否不明2名、床上浸水概ね400軒、床下浸水概ね1,000軒、河川被害は中小の川の益水・一部決壊という大災害に見舞われました。宇治市では、災害ボランティアセンターを設置、15日からボランテイアが入り、泥だし、家内外の清掃、畳上げ等の支援活動を行っております。「ひょこむ」から持ち込んだ1,500枚の古タオルは、即日ボランティアの方々に手渡され、各被災地に散っていったとのことです。



地域SNS「お茶っ人」を通じた宇治とのつながりがある私たちとしては、すぐにでも支援ボランティアとして駆けつけたいところなのですが、センターではボランティアの募集を現在のところ「京都府民」に限定しており、他府県からの参加は公式にはできません。



そこで「ひょこむ」では、お茶っ人のリーダーのひとりで、いつもずっとお世話になっている佐原勤(団長)さんが被災されたことから、カウンターパートとして「団長さんを救え!」プロジェクトという名称で被災地支援ボランティア活動を下記の要領で実施します。



被災したのは、団長さんの水耕栽培温室(550坪)。普段は、スチロールの上にスポンジを置き、苗をさして温室の中で野菜を作っているのですが、今回の水害で温室の場所がドロの海と化し、温室は無残にも壊滅状態となりました。ここから、がれきと化した部材を運び出し整理して、温室内を清掃するというのが作業の概要です。



汚れても良い作業服、運動靴(長靴は不要)、軍手、汗ふきタオル、長袖、帽子(日よけ)、水筒という装備でお願いします。お昼は、団長さんの奥さん(ハルジオンさん)が、美味しいお米でおにぎりを作ってくださるそうで甘えさせて頂きたいと思います。



【作業日】  2012年8月18日(土)と19日(日)-どちらかでも、どちらもでも

【募集人数】 20~30名

【作業時間】 10:00~16:00

【集合場所】 近鉄向島駅(9:30厳守)-ひょこむ大漁旗の下に集合

【現地移動】 お茶っ人メンバーによるピストン輸送

【申込方法】 作業前日15時までに、( kotatsu@memenet.or.jp )まで、【作業日】【お名前】【携帯電話】【メールアドレス】【情報経路】【その他】を明記してご送付ください。



なお、健康管理は自己責任です。くれぐれも無理をしないようにお願いします。



申し込み記入例

【作業日】 8月18日・19日

【お名前】 和崎宏(こたつねこ)

【携帯電話】090-7889-XXXX

【メールアドレス】 kotatsu@memenet.or.jp

【情報経路】ひょこむ(Facebookも)

【その他】 団長さん、ハルジオンさん、待っててね。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月15日 23:14
エコキッズさん、楽楽さん

お見舞い有難うございます。

昨日(14日)夕方、宇治市が報道発表した被害内容は、人的被害は安否不明2名、住宅被害は床上浸水概ね400軒、床下浸水概ね1000軒、河川被害は中小の川の益水・一部決壊と報告されています。

今回の被害の特徴は宇治川の東地域(300m級の山から旧巨椋池の低地につながる住宅地)の、中小河川(普段は小さな水量もない川)の集中豪雨による益水・天井川の一部決壊によるものと思われます。
市内部の水は既に引き、土砂撤去も進んでいる状況です。(山間部の通行は一部不通)

宇治市では、災害ボランティアセンターが設置され、本日からボランテイアが入り、泥だし、家内外の清掃、畳上げ等の支援活動を行っております。

ひょこむさんの申し出で、古タオルがボランティアさん受付前に準備出来ましたこと喜んでおります。

当方としましても、状況を見ながら対応をしたいと考えております。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月15日 22:19
このたびの水害は、大変なことと思います。
ここ数日、ニュースにまったくアクセスしていなかったので、ついさきほど帰宅して、宇治の水害のことを知り驚いています。お茶っ人の皆さんがご無事なことをお祈りしています。
まだ、状況がのみこめていないままですが、取り急ぎ、書き込みさせていただきました。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月15日 18:31
掛川も昨日の豪雨では、いたるところで、冠水や土砂崩れ、停電、断水等の被害を受けましたが、宇治市さんの被害の様子を見て、掛川の比ではないなとびっくりしています。遠くてすぐに駆けつけることはできませんが、必要な物資がありましたが、ご連絡ください。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月15日 10:59
こたつねこさん

遠路をありがとうございました。心から感謝します。
今朝、どうしても手が離せず失礼しました。
お迎えに出てくださったみなさん、お疲れ様でした。
ひょこむのみなさん、ありがとうございました。

Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月15日 09:47
今朝、こたつねこさんが古タオルを持ってきて下さいました。

宇治災害ボランティアセンターが設置され、今日からボランティアの受入れ受付が開始されますが、丁度のタイミングで古タオルを全量受け渡すことが出来ました。
 
 戴いたタオルは約1500枚です。
 
こたつねこさん、ひょこむの皆さんありがとうございました。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月15日 09:34
追記…京滋バイパス側道通行止めは、宇治市菟道の付近だけのようです。
Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月15日 08:08
今朝の京滋バイパス宇治東付近の府道です。
車は流れています。

京滋バイパスと側道は泥やガレキは掃除してありましたが、通行止めになっていました。

Re: 激しい雷雨
【返信元】 激しい雷雨
2012年08月15日 02:22
では、コーヒーのんでぼちぼち出発します。
BGMは「スタートレック」がいいなぁ~(笑)
[ 1 2 ]