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不耕起農業ゼミ/SRI農法研究の「SRI反省会の報告」
「SRI反省会の報告」の書込一覧です。
SRI反省会の報告
【閲覧数】2,603
2011年01月24日 10:09
反省会の内容を簡単に揚げておきます。

出席者は約30名ほど。
各地域でSRIの実験を小規模ながら行ってこられた方々。
個人グループや農家、結いの田のような自然塾系
放置してある実家の田んぼを週末農家で何とかしたい方
個人農家でも既に六次産業まで到達してる方、等々。
田んぼも
棚田、干拓地、山間で日照時間の短い田、湿田等。
前回の神埼での集まりと同じメンバーが主。
私が最南端の出席者ということと
しっかりしたバックアップがあったこと、整地されている田で行い、
様々なパターンを持っていたことなど
興味深いことを行っていたらしく
割合多くの質疑応答をさせていただきました。

主催側は岩澤先生をはじめ
会場を提供して下さった山路教授、
農文協に記事を書きおろしている佐藤さんと、
溝口さんのJ-SRIのメンバー3名

千葉での実験田の資料を使っての話合いと
各地域での実験結果と特異な話を
資料や黒板を使って
質疑応答を含めて20分ほどプレゼン。

今回50本以上分けつを達成したところは3か所。
但し、食味は様々な感想。
特異な品種以外は小米や青米が多くみられた。
無農薬でカメムシの被害の報告もあり。
分けつが多いと未熟米も多い等。


其々の結果と試行錯誤を聞きながら
既に5年実験を続けている柏キャンパスの見地と
佐藤さんの見解で

3点を共通事項にするという基本ラインを決めた。

 
 ○苗は乳苗を使用。

 ○水が履けやすいという条件は大事で
  かけ流すのではなく浅水程度に入れて
  自然に乾く状態にする。

 ○堆肥は田んぼの状態を見て入れていく。

    これに則り各自で地域に合ったやり方を工夫する。

いずれにしても
日本は梅雨時期があることから
他のアジアとは条件が変わってくるので日本なりのSRIを考えるというまとめで終えた。

他にも
アジア諸国の米作りや各国のニーズやタイムラグの話、
若干のTPP話など直接状況を聴けたのも興味深かったです。
それから
共通して皆さんが話す事は
田んぼに来ると学生でもそうでない方も
1年経つとどうしてあんなに顔つきが変わるんでしょうね。

やはり田んぼは
お米を収穫するだけではない場所ということを
強く再確認してきました。

話は尽きず時間制限まで誰も飽きる事のない会議は
とても充実しておりました。
今回、
このような席に着けたのも
ひとえに関わっていただいた皆様のおかげです。
ありがとうございました。

今年度も
上記のような形で行っていきたいと思いますので
よろしくご協力お願い致します。

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Re: SRI反省会の報告
【返信元】 SRI反省会の報告
2011年01月25日 21:32
浮き雲さん
ありがとうございます。

そうですね。

SRI農法は
結いの田の米作りのSコースにあたるので
不耕起米の田んぼとは多少感じが違うのですが
今年度の目標なども具体的に決めたいですね。
同じ農法をしている人たちと繋がったことでも
新たな展開があるのかとも予測しているのですが
こちらは前年度の反省も踏まえて
取り組みたいと思っています。
目先のことでは
堆肥は今から作る馬ふん等では間に合わないので
そんなことも考えて。
ご意見よろしくお願いします。

それから
SRIのお米も一度試食したいと思ってます。
Re: SRI反省会の報告
【返信元】 SRI反省会の報告
2011年01月24日 22:40
日帰りの参加とか、ご苦労様でした。

各地からの報告で色々と参考になることがあったかと思います。
基本ラインも参考にしながら、今年の具体的な計画もしなければいけませんね。

楽しみながら進められたらと思います。
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