書き込み数は2件です。 | ◀▶ |
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Re: 今年を振り返って
【返信元】 今年を振り返って
2009年12月23日 19:58
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あきこさん
貴重なコメントありがとうございます。 フォーラムでは ただ、いろいろなものを抱えて右往左往しただけではなく 無理を押してもこのように残ったものがあったことは とても良かったのだと思っています。 最近私は畑やハウスで仕事をしております。 皆さんが手がけてくださった畑の作物を少しでも生かそうと思い 動いているうちにいくつか繋がってきました。 知り合いに配るだけではなく 教会のバザーで売って寄付もしました。 でも 費用はかかるので会の維持費に少しでも回せないかと。 布袋さんで繋がりました。 ありがたいことだと思います。 SRI農法は昨年から気になっておりましたが、 ネットで検索する程度。 先日やっとお話できる方とお会いできて喜んでいたところです。 農家の立場としては紡ぐだけではなく 農法や収穫量、技術も伴って 色々企画する醍醐味もあるのだという事、と、 先日収穫祭でお話を聞かせていただいた通りだと私も思います。 農学部の学生さんとの協働作業も欲しいところですが なかなか近くでは見つかりません。 東京の大学では遠すぎて・・・ 今年は少しの面積で試しに取り掛かろうかと思っております。 水があまりいらない栽培法で ジャンボタニシが本当に乳苗を食べないのか疑問ですので 大きな面積はその結果で来年やってみたらどうかと。 全ての面積をSRI農法にするのは到底無理な話ですが 一度ダメもとで京都の気候でやってみたいと思います。 響きあい 生かしあう事に感謝しつつ ご指導宜しくお願い致します。 |
Re: 今年を振り返って
【返信元】 今年を振り返って
2009年12月22日 21:50
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ハルジオンさん
お久しぶりです。 コミュに書き込みをありがとうございます。 >タイラーさんの提案でこのゼミと >農業の分科会を開催する運びになったこと >読み返してみて、やはりやって良かったと思います。 私もよかったと思います。 地域SNSフォーラム報告の写真集に分科会の写真をアップしております。 それを見ると分科会でのやりとりが目に浮かび懐かしく思い出されます。 >豊田市で岩澤信夫氏の講演会に参加しました。 >改めての話や気になることなど勉強になりました。 岩澤先生にお会いになりましたか。 機会があれば私も久しぶりにお目にかかりたいと思っています。 >中でもSRI農法の話が出てきたときには興味深く聞いておりました。 SRI農法は私も大いに興味があります。 SRIは、マダガスカル在住のイエズス会の神父さんが発明した農法です。 この神父さんはマダガスカルの農民のためにその生涯を捧げた人でした。 SRI農法(System of Rice Intensification)とは 6つの原則が中核になっています。 1.若い苗を使う 2.田植え時に苗の根へのダメージを避ける 3.田植え時に苗の間隔を空ける 4.水田の土を湿らせておくが、湛水させない 5.土壌に空気をもたらす 6.土壌有機物を増やす 項目1~3は稲の成長を促進させるための項目で、 項目4~6は稲の根と土壌の生物性を改善するための項目です。 SRI農法はコメ高収量システムあるいは稲集約栽培と訳されている例があるようです。 カトマンズ・バレーでの反収は以前は500キロだったのが、今はSRI農法により1000キロ以上の収量を上げているそうです。 肥料は少なく、おまけに普通の田んぼでは、反当たり5キロの籾がいるのに、SRI農法では1キロ以下しか使いません。 播種後2週間目の苗で田植えを行ないます。田んぼには水は張らず、通常の2倍の間隔で植えて十分な広さをとって粗植します。稲が持っている力を十分発揮させて収量を倍増させるのです。 水田湛水は雑草防除に役立ちます。水を使わないSRI圃場では収穫までに何度も除草が必要となります。でも、収益はこの手間を上回るものがあります。 ひとつの種子から80以上分けつした稲穂が育ちます。 従来のやり方では、ひとつの場所に3本か4本の苗を一緒に植えます。それでは一粒の籾からせいぜい10程度しか分けつしません。 世界の人々の半分以上はお米を食べています。今後需要はさらに高まると予想されています。だが、その収量は頭打ちとなっており、収量改善の解決策は見えません。これまでの常識をはるかに越えた根本的な農業改革が必要で、SRI農法を広めることは収量の改善につながるのではと思います。 山形大学がSRI農法の研究に着手していますね。 SRI農法について機会があればゆっくりお話したいですね。 >農業に拘らず「人」を考えて品物を作っているところから >全く違和感なくマッチングできた感じがしました。 「人」を中心に据えた製品作りは「品質」を第1とします。 おしゃるとおり、品質のいい新鮮な農産物ができて売ることができたら まさに売り手良し、買い手良し、世間良しの「三方良し」になりますね。 次回1月8日は金曜日ですね。 近くですので、行けたら昼休みの休憩時間にでも行きたいと思います。 結の畑に行きたいのですがなかなか行けません。 勤務しいる方が平日は来られないので日曜日の午前中に教室に来ておられます。 >年配の方、料理自慢の方々の活躍も目を引くものがあります。 >そこには和みがあり 作業をする糧にもなっているように思います。 >美味しい物を頂きながらそのレシピなども教えて頂いて >簡単な畑のレシピ本などもできればと。 まさにその名のとおり、「結の畑」ですね。 時間さえ都合付けば参加させていただきたいのですが。 我が家の屋上の畑も作業できる時間が今はとれない状況です。 事業を完全にリタイアする時が来たら、どっぷりと畑に浸かりたいと 思っています。 >田んぼや畑はお米や野菜を作るだけのところではなく >古来からそこに人が集まって色々な繋がりや文化が芽生えるところだと >改めて感じております。 その通りですね。同じ目的のもとに同じ場所で心をつないで汗をかくこと、 素晴らしいことだと思います。 響きあう心、生かしあう命です。 専業農家の女性からお話を聞ける機会は少ないのですが、 ハルジオンさんからこのようにしてお話を読ませていただけることを嬉しく思います。 from あきこ |
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