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不耕起農業ゼミ/SRI農法研究の「SRI農法 36本分蘖」
「SRI農法 36本分蘖」の書込一覧です。
SRI農法 36本分蘖
【閲覧数】921
2010年07月21日 09:06
sriの稲の観察。
金曜日の落雷で停電していた井戸も復旧したので
一昨日、井戸から水を張って除草をして、
水を落としてから
日の暮れギリギリで追肥をしました。
蒔いたのは有機のボカシ肥料。
粒状で、雨が降ると浸透していくタイプ。
田圃の状態を写真に撮ろうと思いましたが、
時間もなく辺りはうす暗くなったので
昨日、もう一度中に入って見てきました。
軸も太り初めているものが大半。
草が茂ってしまったところや土地が締まっている所は
育ちが遅いことが昨日の水を張った草取りで分かりました。
初めは元肥の蒔き方の関係かと思いましたが
水を張ってから田圃に足を入れると
堅いところ、深いところではっきり稲の色が違っていました。
丈の低い草が茂っている所は
養分を取られているので言うまでもなく
色も黄色くて10本程度の分けつでした。
40センチ深耕や機械耕、成苗、乳苗の区分けの条件にかかわらず、
水はけの関係での土の締まり具合が成長に影響しているのかと。
そうするとやはり稲は水はけの悪い湿田に向いているのかとも、
途中の段階では思えたりする様相。
分蘖の好気性を考えるとどうなのかとも。
根周りの菌は酸素を好む他、どのような条件で活発に動くのかも気になります。
次回山末先生にもお尋ねしようかと思いますが、
どなたかご教授して頂ける方はお願いします。


乳苗で植えたところの大きな株を
幾つかランダムに選んで分蘖数を数えました。
およそ30~36本。
最高分蘖期を迎える9月までに50本目標なので
まずまずの成長。

初めに1反あたりに1トンのたい肥を入れる予定でしたが
日程その他が合わず
それが叶わなかったので追肥で賄います。
さて、どうなるでしょうか。
通常なら肥料が効きすぎると倒伏が心配ですが、
多分大きな機械は入れないですし、
他の田とは別作業としますので今回はそれは置いておきます。
ジャンボタニシの被害は全くなし。
大雨の時に上がってきていた様子で、
2~3箇所の稲に卵が産みつけられておりました。
駆除しました。

暑い日が続きそうです。
仕事の合間に
あちこち田圃を見て巡り。
慣行農法の田圃もこの時期は水を抜きます。
中干しです。

書き込み数は1件です。
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Re: SRI農法 36本分蘖
【返信元】 SRI農法 36本分蘖
2010年07月25日 22:13
山末先生が指摘してくださった箇所を記載しておきます。

>草が茂ってしまったところや土地が締まっている所は
育ちが遅いことが昨日の水を張った草取りで分かりました。

土壌が堅いと言うことは、土中の土の構成によって
空気があるところが少ない事から土壌が硬くなり
(土壌空隙)
さらに養分の欠乏を起こしているということでした。


>そうするとやはり稲は水はけの悪い湿田に向いているのかとも

水はけの悪い土→還元的酸素不足
稲は水生植物であるので、
日中も酸素を葉から取り込んで根に送るので、
土中に酸素がなくても自分で送り込んでいるので育つ。
酸素が送られている状態だと
掘り返してみると根周りに酸化した赤錆び色の土が見られるはず。

>根周りの菌は酸素を好む他、
どのような条件で活発に動くのかも気になります

酸素と有機物の豊かな条件

>およそ30~36本
平均すると25本前後?


>最高分蘖期を迎える9月までに50本目標なので

通常(潅水移植)は出穂30日前が最高分蘖期で、
今がその時期になり後は平行線をたどるのですが
条件が全く違うので今後も分蘖は繰り返されるはず。
ただ、全て中に穂ができるとは限らないので何処までいけるのか
見て行きたいところ。

こんなコメントを頂きました。

また、
他地方で
同様にSRI実験田を行っている所でも
同じような話が上ってきています。
農文協で、撮影に入っている実験田もあるようです。