会いたかった！

この一本の梅の開花を心待ちにしていました。

場所は宇治市神明の正法寺境内です。

　昨年Ｋ銀行のポスターでお目にかかって以来あの光景が心に深く刻まれていて、今年こそはと時期を待ちました。そして勘を便りに訪れた今日、偶然にも満開のしだれ紅梅

が馥郁たる香りを漂わせて迎えてくれました。



　　　これがあこがれの一本の梅！



　　　背景には鐘楼が



　　　清楚で優雅



　　　白梅も満開



　　　サンシュも鮮やか



　正法寺は曹洞宗の禅寺です。

曹洞宗と言えば、禅の教えをよりどころとし、お釈迦さまをご本尊として仰ぎ、「只管打座」（ただひたすらに座る）ということを基本姿勢にした宗派だと心得ていますが、今日は境内は物静かで撮影中もだれひとりお会いしませんでした。



　美しく掃き清められた境内に紅梅白梅が、そしてサンシュが咲き誇り、足元にはクリスマスローズが微笑んでいるというまさに静寂の中の美の世界に誘われた至福のひとときでした。