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山城・今日この頃 記事アップ用の「黄檗山萬福寺の三門について」
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黄檗山萬福寺の三門について
【閲覧数】849
2021年06月30日 01:08
 萬福寺の伽藍は左右対称に配置されており、全体は西側を向いて乱れなく建てられています。一番西側にある「総門」をくぐり右手に「放生池」を見ながら進むと巨大な三間三戸の「三門]があります。(写真1)、(写真2;「放生池」西側から三門を望む)

三門は重要文化財です。延宝6年(1678)に建立されています。
三間三戸の重層の楼門造りで、左右に裳階(もこし)、山廊があります。
・楼門(ろうもん)造りとは、二層建ての門ですが、初層(一階部分)に屋根のないものを指します。
・裳階(もこし)とは建物の本屋の周囲を取り巻いて付けられる廂(ひさし)の部分です。
・山廊は禅宗寺院の三門の両脇にある平屋造りの建物のこと。

大棟中央に火焰付宝珠があります。
・火焔宝珠(かえんほうじゅ)とは方形屋根等角錐状の屋根の中央部最高点に据える露盤の一部で、火焔の透かし彫りを付けた宝珠のことを言います。(写真3)

三門の礎盤(写真4)
 三門の円柱には太鼓形の礎盤が用いられ、中国風の特徴をよく表しています。

禁牌石(写真5)
 隠元禅師が修行道場の規則として定められた「黄檗清規」のなかに「禁牌石」も絵図で示されています。三門をくぐるにあたって、修行者としての自覚、自省を促しています。今日では禅宗以外にも多く存在し、黄檗の影響が伺われます。

三門の奥には萬福寺の玄関にあたる「天王殿」を臨むことができます。天王殿の奥には「大雄宝殿」、さらに奥には「法堂」が一直線になるように建てられています。

掲示板にコロナウイルス感染防止のための注意事項が沢山貼られていました。1日も早く収束して元の生活に戻れることを願っています。

2021年6月30日 あきこ

書き込み数は1件です。
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Re: 黄檗山萬福寺の三門について
【返信元】 黄檗山萬福寺の三門について
2021年06月30日 01:18
つづきです。

三門の礎盤(写真4)

禁牌石(写真5)

コロナウイルス感染予防のための注意事項(写真6)

参考資料:黄檗山万福寺拝観の手引き
     コトバンク等