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宇治市政のことの「08年度予算についての私のコメントです。」
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08年度予算についての私のコメントです。
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2008年02月27日 08:08
2008(平成20)年度宇治市予算(案)について
2008年2月25日 日本共産党宇治市会議員団

 宇治市は、2月22日の宇治市議会で、総額997億7千万円の予算案を提案しました。
 うち一般会計は545億円で、前年度当初予算に比べて8億8千万円(1.6%)の増です。
 収入面では、定率減税の廃止に伴う市民税増税で4億6千万の増収、業績好調の一企業の法人税増収により、法人税収入が22億3千万円(71.4%)増となるなどで、市税収入が10.9%も増える予算となっています。
 支出面では、後期高齢医療制度への拠出で一般会計が膨らんだものを除けば実質横ばいです。

1、市民の暮らしを支える予算にすべきなのに、国保料引上げ、就学援助改悪
 市内経済の低迷、格差拡大と貧困化、物価高のもと、市民生活は深刻で、増税と社会保障改悪が追い打ちをかけています。こんなときこそ、自治体が市民の暮らしを支え、応援するべきです。
 ところが国保料(旧医療分)を2.51%引上げし、限度額を3万円引上げる条例改定と予算を提案しました。これが可決されれば、市民負担が9千万円増えることになります。
 「就学援助」は収入が一定基準に満たない家庭に給食費などを援助するものですが、基準となる収入額を引下げ、07年度に比べ396人の小中学生が対象外となる改悪です。たとえば、4人で持ち家のあるサラリーマン家庭の場合の収入基準は62万円引下げられ
398万円と大幅に低くなります。
 また、疲弊する市内経済を活性化する有効的な具体策も示せていません。

2、福祉・教育でめだった改善ない予算
 教育費は51億7千万円(前年比4億6千万円、8.2%の減額)で予算に占める割合は9.5%にすぎず、他市に比べ極めて低いと言わざるをえません。学校の耐震化は4校分しか予算化さ
れず、全校の耐震化は6年先になっています。
 府内で待機者がいるのは京都市と宇治市だけなのに、保育所待機児は100人を超えており、保育定数が90人増になるものの、待機児ゼロの計画はありません。
 子どもの医療費無料制度は、医療保険2割負担の対象年齢拡大で必要財源が少なくなるのに、宇治市は対象年齢引上げをしません。

3、「行革」で市民サービス後退が懸念
 ゴミ減量化・分別拡大が温暖化への対応などから重要課題なのに、ゴミ袋有料化を検討しており、燃えるゴミ収集の民間委託を予算化しました。また、待機児ゼロこそ緊急課題なのに保育所民営化を拡大するとし、食の安全が重要視されている時代に、現場で調理員を市が直接指揮できない「給食調理の民間委託」を拡大するとしています。
 これらが、低賃金・不安定雇用を拡大することにもなっています。
 また、開浄水場は、市民の声を聞かないで閉鎖するという態度に固執しています。
 同和事業は終結すべきなのに、隣保館を名称変更だけして新築存続し、京都南部の自治体での事業推進のための新組織をつくることとしています。

 今後、3月定例会の本会議質問や常任委員会、予算委員会(10~25日)で、提案された予算案や条例案の詳細審議を通じ、市民の皆さんの声をいかしてまいります。        以上

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