近代美術館に行きました。清楚で深い情感の風景画を生み出す東山、彼は「絵は紙に書くだろう。でも、私は鏡に描くんだ、私の心が映る、それを表現すればいいんだ」よくこんなことを言っていたそうです。私が一番楽しみにしていたのは生まれた昭和25年、彼が42歳の作品『道』。若き悩める頃、随筆家の楠昇先生が「隆司君は今は辛いけれど、どんな未来が待っているかわからないんだよ、私は東山の『道』が好きなんだ」と作品の写真を手渡してくれたことがありました。私は『道』の実物は初めてでしたが青森の牧場のスケッチの無駄な背景をすべて取り除いた作品は東山戦争前後父母弟を亡くしてどん底の頃の作品『残照』のあとなので考え深いでした。まだいっぱい書きたいことが・・・今、唐招提寺御影堂修復工事で昭和49年から10年かけた障壁画もほとんどみられます。10月8日までです。昨日の歩数7534歩
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