昔からいわれるナンパの誘い文句に「お茶しませんか?」というものがあります。ダイレクトな告白ともデートに誘うのともちがってお茶には曖昧でありながら親しみを感じるような不思議な場をつくる文化が育ってきました。 殺伐とした戦国時代でも交渉の場として茶道が用いられたように、お茶は昔からコミュニケーションを円滑にするツールとして認められてきたようです。 今回は緑茶・紅茶・コーヒーそれぞれの効能に注目しながら恋愛にどのように活用できるか考えてみたいと思います。 紅茶はもともと緑茶だったものが発酵をとおして変化したものです。中国のウーロン茶やインドのアッサムティーなど種類も豊富でそれぞれにまだ解明されていない効能があるとされています。 18世紀のイギリスでは東洋からもたらされたばかりの紅茶に貴族たちが魅了されていました。貴婦人たちは紅茶は東洋の万能薬であり美容と健康に良いと信じていたそうです。ティーカップの底にのこった茶がらで未来を占う紅茶占いなるものも流行ったそうです。 そんな歴史のある紅茶には、コミュニケーションを活発にする効能があるといわれています。緑茶とはちがう渋みがかった深みのある香りと味わいは、英国紳士達のティータイムをにぎやかな物にしていた事でしょう。 気になる男性との初めてのデートで自然な会話を楽しみたいときには、紅茶を飲みながらのほうがうまくいくのかもしれません。 |