川島博之氏 |
>JPpress >中国と国境を接し、歴史の中で何度も交戦…ベトナムに学ぶ「中国との付き合い方」5つのポイント 川島博之の意見・ >3時間・ >(川島 博之:ベトナム・ビングループ Martial Research & Management 主席経済顧問、元東京大学大学院農学生命科学研究科准教授) > 高市早苗首相の発言を巡って中国との関係が緊張している。 >ここでは、国境を接し歴史の中で何度も戦ってきたベトナムが、現在、中国とどのように付き合っているか見てみたい。 > ベトナムは約2000年前に中国の植民地になり、約1000年前に独立を果たした。 >だが独立した後も中国は何度もベトナムに攻めて来た。 >600年ほど前には短期間であるが再度植民地になったこともある。 >その時もベトナムは大きな犠牲を払いながら独立を回復した。 >そんなベトナムには中国との付き合い方のノウハウが蓄積されている。
そうでしょうね。
> 最初に指摘したいことは、日本の左翼や進歩的と称する人々が信奉する国際関係における理想主義がベトナムには存在しないことだ。
参考になりますね。
>国連中心主義外交などもってのほかである。 >真心を込めて話し合えばどんな問題も解決できるというおとぎ話は、ベトナムに存在しない。 >判断を一つ間違えれば中国が攻めているという緊迫感のもとに生きている。
そうですね。実存主義ですね。何しろ中国とは地続きですからね。効果てきめんですね。
>ベトナムの中国との付き合い方~5つのポイント >【1】抑制的だが断固たる主張を子々孫々にわたって続ける > ベトナムは西沙諸島、南沙諸島の領有権を巡って中国と対立している。 >現在の中国との国力の差を考えた時に、その問題を現世代で解決することは難しい。 >だが決して屈服しない。 >抑制的な抵抗を自分も子供も、そして孫やひ孫も続ける。 >【2】ロシアと友好関係を維持する > 中国は核兵器を持っているが、ベトナムは核兵器を持っていない。 >本心を言えばベトナムも核兵器を保有したいが、それを言い出せば北朝鮮やイランのような状況を招く。 >経済発展を考えた時に愚策である。
そうですね。
>日本は米国の核の傘の下にあるが、ベトナム戦争で負けた米国はベトナムに核の傘を提供する気はない。 >そこでロシアを頼っている。 > ベトナムとロシアの間に軍事同盟はないが、ベトナムはロシアの武器を大量に購入しており、ロシアと緊密な関係を築いている。 >その第一の目的は中国の牽制である。
そうですね。
>ロシアもこのことを十分に心得ている。 > 中露関係は一見良好に見えるが、歴史の中で両国は常に対立してきた。 >ロシアは心の中では中国が大嫌いだ。
沿海州はロシア領になっていますね。
>そんなロシアはベトナムと緊密な関係を結ぶことによって、中国に無言の圧力を加えている。 >【3】国防費を増加させていない > 中国の軍事的脅威は目の前にある。 >中国が軍事費を増大させる中で、ベトナムも軍事費を増大させたいと思うはずなのだが、その増加は抑制的である。 >軍は中国の脅威を喧伝して軍事費を増やそうとはしていない。 >それどころか近年、軍の政治に対する影響力が低下している。 > これは中国が米国と並ぶまでの超大国になった現在、対抗する軍事力を保有することが不可能になったためと考えられる。 >なまじ軍事力を強化して中国を刺激してはいけないとの判断が働いているようにみえる。
そうですね。
> ただ国土防衛に関して自信を持っている。 >もし中国が攻めて来ても国防意識が強いために短時間で兵隊を集めることが可能であり、最終的には撃退できると考えているフシがある。 > 1979年に中越戦争が勃発した時、ベトナムは軍の主力をカンボジア戦線に送っており北部は手薄だった。 >それにもかかわらずすぐに予備役を召集して戦い、数において勝る中国軍を撃退した。 >その時の人的被害については一切公表されていないが、ベトナムは兵士10万人、民間人10万人を失ったようだ。 >日本の沖縄戦に匹敵する損害である。
皇民化教育は必要なかったのですね。
>民間人の死者が多いことは、ベトナム戦争と同様に民間人が軍に協力して共に戦ったためと思われる。
住民は戦闘に巻き込まれたのですね。
> 大きな損害を出したものの中国軍を撃退した。
‘目立たし、めでたし’ ですね。
>ベトナム人は、中国軍は数は多いが士気が低く、戦いが長引けばベトナムは必ず勝利できると信じている。 >【4】受け身の経済関係 > 現在ベトナムの最大の貿易相手は中国である。 >トランプ関税では中国からベトナムを経由する、いわゆる迂回輸出が問題になった。 >中国から米国への輸出が難しくなり始めた一昨年辺りから、中国の工場がベトナムへ移転して来ている。 >それは経済発展に有益なので、ベトナム政府は容認している。 > 中国で失業が問題になる昨今、中国企業は工場だけでなく労働者もベトナムに連れて来ている。 >それに伴い中国人が経営する飲食店だけでなく、売春婦までも増えていると噂されている。 >ベトナム人は眉をひそめているが、これまでのところ政府は目立った規制を行っていない。 > ただ中国企業は土地を取得できない。 >カンボジアは経済特区において99年間の土地租借権を中国に与えたが、ベトナムはそのようなことを行っていない。 > また、ベトナム企業から中国企業に一緒にビジネスをしようと呼びかけることはない。 >中国企業とは受け身の姿勢で付き合っている。 >これはベトナムが遅れているからともいえるが、積極的に関わると中国に絡め取られてしまうことを知っているからだ。 > ベトナムはベトナム戦争終結時に華僑を追い出した。 >それは華僑と一緒に暮らしているといつの間にか経済を牛耳られてしまうことを知っているためだ。 >2000年間も中国と付き合ってきたベトナムは、一緒に商売をした時の中国の恐ろしさが分かっている。 >日本企業が学ぶべき点だと思う。
そうですね。中国人は良いものは何でも相手から取り上げる。だから中国はブランド品の作れない国になっている。
> 華僑を追い出さなかったインドネシア、ミャンマー、フィリピンはその経済を華僑に乗っ取られてしまった。
漢字文化は経済効果が抜群ですからね。華僑の勝ちですね。 インドネシア、フィリピンは中国と地続きではないですからね。植民地になりにくいですね。
>また現在カンボジアとラオスは中国の植民地といってよい状態にある。
カンボジアとラオスは島国ではないですからね。国防が難しいですね。
>【5】中国の内政干渉とスパイを極度に恐れる > ベトナム人は中国人と親密な関係を作らない。
ベトナム人は中華思想の待ち主を嫌うでしょうね。
>両国が良好な関係を築くためには政府や民間の交流が大切である。 >日本人はそう考えてしまうが、ベトナム人はそのようには考えない。
日本人はなれ合いを喜びますね。
>それはベトナムが歴史の中で何度も苦汁をなめさせられてきたからだ。
歴史の勉強が大切ですね。
> 政争に敗れた者が中国に助けを求める。 >それがベトナム政治を混乱させた。 >極端なケースでは、それが戦争に繋がった。 > そんな経験を持つベトナムでは、政治家も財界人も中国人との付き合いに一線を引いている。 >交流は儀礼的なものにとどめる。
‘親しき仲にも礼儀あり’ ですね。
>ベトナムの政治家が中国を訪問すると盛大にもてなされるとともに、お土産と称して金品を渡される。 >ベトナム人はそれが古来から中国が近隣諸国を支配するために行ってきた作法であることをよく心得ている。
朝貢貿易ですね。
>その結果としてベトナムは、政治家や財界人が中国を訪ねる機会を最小限に抑えている。 > これは筆者も驚いたことだが、ベトナムの中国大使は中国語が話せない。 >中国語を話すと友人ができてしまうからだという。 >中国大使は中国通でなければならないが、中国語を学んでいない。 >この辺りの感覚は、与野党の議員が垣根を外して議員団を結成して訪中したり、公明党が中国に独自のパイプを持っていると自負している日本とは異なる。 > 中国は孫子の兵法を生んだ国である。 >敵の中に味方を作って混乱させることが得意だ。 >ベトナムは長い歴史の中で、一部の人々が中国と独自のパイプを持つことが国の混乱につながることを学んだ。 >ベトナムで「彼は中国のハニートラップに引っかかったようだ」などという噂を聞いたことがない。 >もしそんな噂が広がれば、その政治家は政治生命を失い、財界人は経済活動ができなくなる。 >それどころかベトナムで生きて行くことすら難しくなるだろう。 >中国が強い時代は長くは続かない > 距離的には近いが海によって隔たれていたために、日本と中国は密に交流する機会がなかった。 >遣唐使の派遣も20年に一度ぐらいだった。 >日中が緊密に交流するようになったのは、飛行機で往来できるようになった1970年代以降のことである。 >その交流期間はベトナムに比べて極めて短い。 > ベトナム人は、中国が強い時代が長く続かないことを知っている。 >巨大な国ゆえに統一を保つことが難しい。
そうですね。中国には革命がありますからね。
>圧力を加えられても辛抱強く待っていれば、中国はまた混乱した時代になる。 >そんな中国とは距離をとって、是々非々で付き合って行くことが最も安全と考えているようだ。
そうですね。これは弱者の安全策ですね。
> 中国との付き合い方について、日本はベトナムから学ぶところが多いと思う。
そうですね。ベトナムは中国との付き合い方に関する日本にとっての大先輩ですね。
中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 (お) う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。それで独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) にして表すことが至難の業であることがわかる。経文など漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。 ・・・・・ 中華 (ちゅうか) [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる] 東夷 (とうい) [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した] 南蛮 (なんばん) [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう) [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北狄 (ほくてき) [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。
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