文化博物館で始まりました。この美術館はイタリアの最も代表する美術館でルネサンスからバロックまでの作品が集められています。作品は貴族であるファルネーデ家が収集し、有名画家に作品を依頼した数々で、相続で莫大の財産を受け継いだブルモン家が引き続いてナポリの美術を収集し、15世紀カポディモンテ美術館が創られたといいます。ここで最も良かった作品はポスターに使用されている『貴婦人の肖像』、当時の花嫁の説もあり、多くの人垣ができていました。又エルグレコの『燃え木でローソクを灯す少年』はマッチ(?)1本の灯りで上着の襞や顔の表現がさすがと思いました。又、馬乗りになって人の首を切り落とすリアルな作品やサンタクロースのモデルの作品もありました。イヤホンガイドは『イタリア見ずして美を語れずと申します、機会があればイタリアの現地でほんものの美を味わって下さい』と結ばれていましたが、私は現地に行けそうもないけれど、この山本モナさんの解説、面白かったです。このイヤホンガイド今回、小さい作品集と万年筆タイプのペン(タッチ式ボイスリーダーペン)を渡され作品に触れるだけで解説を聞かれ、手の不自由な人にも優しくなったと思いました。 |