| お知らせ詳細 |
お茶っ人レスポンス問題 改善作業の報告について ~8月中下旬におけるレスポンス改善対策の内容~ これまで、レスポンスの問題について、お茶っ人運営部と行政とが改善に向けての協議を重ね、取組みを行ってきました。8月15日にお知らせした内容に基づき、8月中下旬に具体的な作業を実施しましたのでその内容を報告します。 今後ともお茶っ人をよろしくお願いいたします。 ○以下の日程で具体的な調査・作業を実施しました。 ①8月12日 掛川市へ訪問 ②8月20日・21日 サポート業者が宇治にてお茶っ人を直接調査 ①掛川市への訪問 … 掛川市はお茶っ人と同じシステムを使用し、機器の構成もほぼ同じ内容で地域SNSを運営されています。その内容を視察し、両市の違いを比較してきました。 (1)いろいろと統計データ等を比較してみると、アクティブユーザ数、アクセス数とも掛川のSNSよりもそれぞれ10%程度多く、また日記や日記のコメント総数においては約10倍の量があり、明らかにデータ量が違うこと。 (2)事前の調査で、ともだちの人数が多い人ほど画面の展開により時間を要することが予測されていましたが、東大の田中研究室の研究により、宇治は掛川より平均ともだち数が約2倍の人数であること。 (3)掛川のSNSは通常の利用ではレスポンスは問題ないレベルですが、試験的にアクセスを集中して行い、多様な画面展開を輻輳させるとCPUに大きな負荷がかかりお茶っ人同様の現象が再現されたこと。 などが、わかってきました。 (掛川においても、最近は以前より反応が遅くなってきたのではないか、との問い合わせがでてきているとのことでした。) 以上のことから、この問題は機器(ハード)の問題ではなく、システム(ソフト)のプログラムに、データの読込み等に非効率な部分があり、ある一定のデータ量になるとそこがボトルネックになっているのではないか、との結果を得ることができました。 ②サポート業者による調査・作業 12日の状況を事前に報告し、事前準備がされた上でお茶っ人のシステムの調査を行いました。 あらかじめプログラムの検証を行ってみると、データベース(以下DB)の読込みについて非効率なプログラムとなっているようだとのことでしたので、主に以下の作業を行いました。 ①DBのチューニング ②データ取得プログラムの見直し(暫定的) ③トラックバック表示処理を抜く DBの読込みについては、特に日記関係の処理が重かったので、その部分のボトルネックがある程度解消されたためDB処理の負荷が下がり、結果的にレスポンスが向上したと考えられます。 今回は特に応急的な対応だったということで暫定的としていますが、今後さらにDBの負荷を下げるような根本的な対策を予定しています。 ※より効果をあげるため近いうちにフルバキュームという環境の改善作業を行う予定です。(概ね6時間以上のサービス停止を要します。) (補足) 作業の詳細 ①DBのチューニング ・DBサーバの設定ファイルの見直し DBで保存しているレコード数が増えたため、DB設定ファイルの見直し。 ・DBのログ保存系テーブルのインデックスの見直し トップページ、コミュニティ、日記表示時において統計の為、ログを取得しており、そのデータを格納するDBテーブルのインデクスの見直し。 ② データ取得プログラムの見直し トップで表示される日記、ともだち一覧の取得プログラムの見直し。 ③ 日記詳細、トピック詳細ページのトラックバック取得プログラムをコメントアウト 負荷軽減のため現在、日記、トピックではトラックバックは非表示。 |