体調不良が続いてるから、
ちゃんと検査せんとアカンでぇ~
田舎に住んでいる友達から、「風邪で伏せっているみたいだから、早く元気になってもらおうと山で掘ってきたよ~♪」と自然薯をいただきました。長芋のように長く綺麗な姿ではなく、ぶつ切りみたいにバラバラですが、自然の自然薯に会える機会は街中ではなかなかありません。友達の優しさが身に染みるとても嬉しいお見舞いでした。 自然薯の大きな特色は、良質の澱粉質に加え、アミラーゼなどの酵素がたくさん含まれていて、食べたものを速やかに消化吸収する作用があります。胃がもたれても、とろろを食べればいつのまにかさっぱりしてしまいます。 また、カルシウム、鉄分、リン等のミネラルやビタミン類も豊富で、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進する作用も著しく、疲労回復、成人病、ガンや糖尿病予防にも効果があると言われます。古来より精のつく滋養強壮食として一般に用いられてきた他、漢方薬でも“山薬”“じょよ”と称し珍重されてきました。 また、最近になって自然薯にだけ含まれるディオスゲニンと言う物質が、若さの維持やホルモンバランスに関係しているDHEAを増やす役割があるということも分かってきました。DHEAとは神経ホルモンの一種で脳内の神経細胞の情報伝達に関与して、神経伝達物質ドーパミンを適切な量に戻したり、ホルモンの分泌を促進させる効果があります。素晴らしい健康食品なんですね~♪ 今朝は、このありがたい自然薯を、懐かしい「とろろ汁(芋汁)」にしていただくことにしました。ぼくが体調を崩したときに、今は亡くなったおばあちゃんが、よく作って出してくれた思い出の料理です。 家族4人分のレシピは、 ①最初に、すり鉢で計50cmくらいのサイズの自然薯を擦りおろします。すり鉢がなければ、すりおろし器などでも大丈夫です。 ②卵2個と水100ccを入れて、むらなく混ぜ合わせます。 ③生地が綺麗に馴染んだら、濃い目のだし汁(麺つゆでもOK)60ccを、味を調節しながら少しずつ混ぜ合わせます。このとき、麺つゆが底に沈みやすいので、注意してしっかり混ぜ合わせてください。 ④ご飯にいも汁をかけ、もみのりをのせるていただきま~す♪ これは料理と言えるものではありませんが、長芋のととろ汁と比べると、濃厚で芳醇でがっつんときます。いかにも、元気になりそうな気持ちになる美味しい朝食でした。 |