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2017年11月27日(月) 

 

 

 

>森友問題で“忖度”という典型的な官僚世界の用語が注目を浴びた。>官僚の世界では、上司に対して“忖度”が出来ない官僚は無能人材と云う事である。>議員・官僚の権力構造は、人事権を武器に忖度させる事で組織が維持されている。>権力構造を無くさない限り、不透明な力関係が無くならない。

 

政治に透明な力関係が必要ですね。その不透明性は日本語の曖昧さに起因しているかもしれませんね。

 

> 郷原信郎が斬る>リンク>(引用開始)

>***************

>官僚の世界における“忖度”について「確かに言えること」

>森友学園の土地取得をめぐる問題に関して、「忖度」(そんたく)という言葉が話題になっているが、この言葉は、典型的な官僚世界の用語であり、日本の官公庁や官僚的体質の企業等に所属したことがない人にはなかなか理解することが難しいようだ。

>外国特派員協会での籠池氏の講演の際に、この言葉がなかなか理解されなかったのも無理はない。

 

忖度 (推察) は、聞き手 (下位者) の勝手な解釈であるから、発言者 (上位者) には責任は有りませんね。正しい作文、正しい理解の言語の道を完全に逸脱していますから、外国人の理解は得られないでしょうね。

 

>過去に、23年間、検察という官僚組織に所属した経験に基づいて、私なりの理解で、この「忖度」という言葉について、「確かに言えること」を書いておこう。

>①「忖度」は、される方(上位者)にはわからない。

>「忖度」というのは、上位者の意向を、本人に確認することなく、もちろん、指示・命令を受けることもなく、推察して、その上位者の意向に沿うように行動することである。

 

いわゆる、’気を利かせる’ ということですね。’おもてなし’ のようなものかな。サービス精神のある公務員ですかね。

 

>他人にはわからないように行うところに本質がある。

 

日本人の精神活動は、文章などにより表すことは出来ない。人の心から心へと直接に伝えられるのですね。(以心伝心・不立文字)

 

>少なくとも、間違いなく言えることは、「忖度」は、される側にはわからないし、わかるようなものであれば「忖度」とは言わない。

 

おもてなしの心のようなものですね。

 

> 直接確認し、指示・命令を受けるのであれば、「忖度」をする必要はない。

 

そうですね。言語機能を活用すればよいですね。アニマルには、忖度で行くしかありません。

 

>「直接、意向を確認しにくい関係・内容」、「確認して指示を仰ぐことに差し障りがある事柄」であるからこそ「忖度」が行われる。

 

そうですね。恣意 (私意・我がまま・身勝手) の場合には文章にならず、直接、確認することに差しさわりがありますね。

司馬遼太郎は、<十六の話>に納められた「なによりも国語」の中で、片言隻句でない文章の重要性を強調しています。

「国語力を養う基本は、いかなる場合でも、『文章にして語れ』ということである。水、といえば水をもってきてもらえるような言語環境 (つまり単語のやりとりだけで意思が通じ合う環境) では、国語力は育たない。、、、、、、ながいセンテンスをきっちり言えるようにならなければ、大人になって、ひとの話もきけず、なにをいっているのかもわからず、そのために生涯のつまずきをすることも多い。」

 

>森友学園の件では、財務省理財局、近畿財務局、大阪府等の職員の「忖度」が問題にされているが、彼らは、まず直接的には、それぞれの組織のトップないし幹部の意向を「忖度」するわけだが、さらに、そのトップないし幹部の意向が、「『安倍首相の意向』に沿う意向」であろうと「忖度」しているのではないかが問題になっているのである。つまり、「忖度」が何重にも積み重なっている。

 

勝手な解釈の上に、勝手な解釈がなされているわけですね。意向の内容は、意思ですか。それとも、恣意ですか。

 

>②「忖度」は、行う本人も意識していない場合が多い。

>「忖度」というのは、終身雇用制、年功序列制のピラミッド型官僚組織の中で、役人が生き残り、昇進していくために、わきまえておかなければならない「習性」のようなものであり、有能な官僚であればあるほど、意識しないで、自然に上位者の意向を「忖度」することになる。

 

文章にならない内容は、脳裏にも意識されにくいですね。

 

(略)

>だから、「忖度」をした人に「忖度をしたでしょう?」と聞いても、それを肯定する人はあまりいないのではないだろうか。

 

過去 (非現実) の内容は文章にならず、疾く風化します。

 

>③「忖度」で違法・不当な行為は行われない

>「忖度」は、官僚が、その「裁量の範囲」で、上位者の意向に最も沿う対応をするものである。

 

我が国の官僚の裁量権は、大きいのだそうですね。これも、恣意のある上位者には都合のよいことですね。

 

>裁量を逸脱する違法・不当な行為は、後々、それが指摘されれば、処分等のリスクにつながるため、意図的には行わない。

 

裁量の範囲を大きくしておけば、違法・不当な行為も少なくなりますね。

 

>「忖度」は、上位者に報告や指示・命令を仰ぐことなく行うのであるから、違法・不当な行為のリスクは、すべて下位者が負うことになるからだ。

 

そうですね。指示・命令を勝手に解釈することは許されませんね。指示・命令が無ければ、勝手な解釈も存在しません。

 

>「忖度」で行う範囲は、裁量権の及ぶ範囲内で、最も上位者の意向に近いもの、ということになる。>「忖度」したかどうか、というのは、その状況と、行われた行為が裁量の範囲の中で、最も上位者の意向に近いかどうか、という客観的状況から、推認を働かせるほかないのである。

 

そうですね。忖度したかどうかは、あいまいなものですね。

 

>④ 官僚は「忖度」で評価される。

>官僚の世界で、上位者から評価されるのは、違法・不当ではない「裁量」の範囲での方針決定について、上位者に方針を確認したり、判断を仰いだりせず、その意向を「忖度」して動ける人間である。

 

上位者から評価されるのは、気の効く人ですね。

 

>上位者にとっては、そういう人物こそ、上位者の意向・方針を、上位者の手を煩わせることなく実行してくれるので、大変好都合なのである。

 

都合の良い恣意的な協力者ですね。

 

>しかも、それは、今回のように、「忖度」によって行った対応が問題にされた時には、実際に問題に関わっていないので、上位者にとって、リスクを最小化できるという面でもメリットがある。

 

上位者の立場は、‘気をきかせろ’ ではなくて、’仕事に励め’ でしょうね。

 

>そういう意味で、官僚の世界では、「忖度」の「習性」を身に着け、それを確実に行える人物が、「能力の高い官僚」と評価され、いちいち上位者の意向を確認しなければ対応できない人間は「無能」と評価されるのである。

 

正しい (矛盾を含まない) 作文と正しい理解を正道とする言語の道を外れていますね。

 

>以上のような「忖度」についての基本的な理解を前提とすれば、国会で「忖度した事実がない」と答弁している安倍首相は、官僚の世界における「忖度」の意味を理解しているとは思えない。> 一方で、野党側が、参考人招致や証人喚問等で「忖度」の事実を明らかにしようとしているのも、あまり意味があることとは思えない。

 

文章の存在しない世界について、議論で決着はできませんね。

 

>「忖度」というのは、組織内に、「磁場」のように存在し、物事を一定の方向に向かわせていく力であり、それは、官僚にとって特別のことではなく、しかも、違法・不当なものではなく、裁量の範囲内でやっているだけであるから、「忖度したか」とか、「それが、具体的にどの程度影響したか」ということ突き詰めようとしても、その解明はほとんど無理である。

 

日本文化の研究になりますね。以心伝心・不立文字の世界は、言語の機能を逸脱しています。

 

>むしろ、その「磁場」の存在の背景となっている、権力構造そのものの問題を考えていくしかない。

 

なにしろ、無哲学・能天気の国ですからね。政治に哲学が無くて、処世術がある。政治家 (statesman) がなくて、政治屋 (politician) がいる。

 

>現状で言えば、官僚の世界が、終身雇用制、年功序列制が維持されるピラミッド型組織で、内閣人事局に各省庁の幹部人事権が握られ、それを動かす政治の世界が、国会は与党が圧倒的多数、その与党の党内も、小選挙区制のために、公認候補の決定権を持つ党幹部に権力が集中しているという状況は、まさに、最も「忖度」が働きやすい構図であることは間違いない。

 

政治を ‘阿吽の呼吸’ でやるのですね。以心伝心・不立文字では、議会は成り立ちませんね。’文章にして語れ’ です。

 

>むしろ、重要なことは、今回の問題がまさにそうであるように、行政の透明性を高め、その手続が問題になった時に、「忖度」が働いたかもしれないプロセス自体を公開することである。

 

関係書類を証拠として保存しておくことですね。手続きが問題になった時に、書類を公開すれば、透明性は高まります。

 

 

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閲覧数1,101 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2017/11/27 01:40
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