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こんな本読んだかい、こんな映画見たかいの「ニックネーム「ZEROSEN」に因んだ本「永遠の0」を読んで」
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ニックネーム「ZEROSEN」に因んだ本「永遠の0」を読んで
【閲覧数】479
2007年11月01日 12:22
小学校からの友人が、週末に「永遠の0」という本を届けてくれました。
僕も友人も小学校時に発刊された、マンガ週刊誌「少年サンデー」「少年マガジン」に影響を受けて育ちました。
特に第二次世界大戦中の飛行機、軍艦に興味を持ち、それらの模型作りに熱中しました。
特に零戦「三菱 零式艦上戦闘機」に惹かれました。
とにかく姿が美しい。
製作された当時では世界一の性能といわれ、太平洋戦争緒戦に大きな戦果を上げた。
マイナーチェンジを重ねて、約一万機作られた。
戦争末期には特攻にも使われた。
等々理由は色々あります。
あれから約五十年いまだに興味を持っています。
で、友人もこの本を手にしたんでしょう。
本の帯には『「生きて帰る」という妻との約束を果たそうとしたゼロ戦パイロットはなぜ特攻を志願したのか!?』
とあります。
プロローグ、終戦直前のアメリカ軍空母上の高角砲手が見た悪魔のようなカミカゼ「ゼロ」の思い出から始まる。
司法試験を落ち続けている青年と、フリーライターの姉が太平洋戦争で戦死した祖父の事を六十年後に調べ始める。元戦友たちを訪ねて「生きたい、生きて家族の元に帰る」を口にして、仲間たちから卑怯者と言われていた、ゼロ戦パイロットの真の姿とは。
祖父と同じパイロットたちや、整備兵から次々に語られるパイロットの飛行訓練、戦闘方法、海戦、作戦の詳細。
ゼロ戦の高性能は、パイロットの人間性を完全に無視した所から生まれたという影があぶりだされる。
軍隊に入った方法、学歴よる軍隊内の歴然たる格差。
戦争の中で、必死に自分の信念を貫き生きようとする主人公の驚異的な精神力。
生き延びるための飛行技術向上の方法と卓越した操縦技術、戦闘方法。
仲間、部下に接する真摯な姿勢、優しい心、深い想いと繋がり。
それらから、浮かび上がってくる生きることの意味。
しかし、待ち構える十死零生の特攻志願。
国家とは。
日本人とは。
エピローグ、アメリカ軍空母上の高角砲手が見た悪魔のようなカミカゼ「ゼロ」のパイロットは悪魔でなく人間だった。
445ページをいっきに読み終えました。
大きな感動と多くのテーマを与えてくれました。
今、自衛官は海外派遣され、現場で必死で任務を遂行しています。
官僚はその間、接待でゆうゆうとしています。
そうした腐敗が国会でも大きな問題になっています。
日本は、今も昔も変わらないのでしょうか?
それでいいのかと、問われている本でした。

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