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こんな本読んだかい、こんな映画見たかいの「武士の一分」
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武士の一分
【閲覧数】994
2007年01月02日 01:17
「武士の一分」をやっと観ました。
これまでの2作品に比べてぐんと重い映画でした。
でも、山田洋次らしいユーモアは随所にありました。
また、キムタクがうまかった。
剣豪というにはちょっと重みがないのは
現代っ子だからしょうがないかなと思いましたが
ちょっとしたユーモラスな会話もうまかったし
怒りの形相のすごさや目の見えていない人の目つきなど
よく雰囲気が出せていました。

そしてやっぱり山田洋次のつくる時代劇に
共通する良さ。
まずは恋愛や夫婦の愛情が本当に美しい。
この映画も、見終わった後、
とてもいい気持ちになりました。
次は殺陣がすごいことです。
剣で斬られば痛いんだぞ…
と黒澤明が「用心棒」などの作品で
斬られて苦しむ人を描きましたが、
山田洋次の描く真剣での斬り合いも
そうした剣のこわさを感じさせます。
だからこそ、簡単には人を斬ることはないし、
死ぬことを覚悟した、厳しい生き方に
観ていてちょっと背筋がのびます。

なお原作を今日読みました。
「隠し剣 秋風抄」に収録されている
短編「盲目剣谺返し(こだまがえし)」です。
映画では表しようがない盲人の側から感じる様子や気配などが
上手に描かれています。
闘いの場面の緊迫感は小説が上です。
相手の見えない緊迫した気持ちは映画ではどうしても描けないなあと
思いました。

書き込み数は4件です。
[ 日付順 ] [ 投稿者順 ]
Re: 武士の一分
【返信元】 武士の一分
2007年01月15日 16:05
こんにちは。

ごんべさん すいとぴーさん 武士の一分 見られたのですね。
ホント 素敵な 映画ですよね。
理想的な夫婦愛だと思います。

私は 映画 見終わった後 自分にとっての一分とは?って 考えたのですが
答えは やはり 主人ではなく 子供でした。
命をかけてでも 子供達を 守りたいと 思ってます。

う~んと? 悪妻なんで 『亭主元気で留守がいい!』タイプです・・・(笑)
Re: 武士の一分
【返信元】 武士の一分
2007年01月14日 16:22
メールありがとうございます。

私は日頃PHPを愛読しています。友の会もあります。
私は入っていませんが・・・
HPも充実していますよ。
息子は京極夏彦、ハリポタのファンです。
私は落合恵子、宮本輝、五木寛之、遠藤周作が好きです。
これからコミュでよろしく。
Re: 武士の一分
【返信元】 武士の一分
2007年01月14日 00:38
同じ映画を見ても
その人が体験したことや
なやんでいることなどによって
考えさせられることは人によってちがいますね。

>最初主人公がこの仕事を辞めたいと妻に言ったことは、
>色々と妻としての自分にとって考えさせられました。
>本当にやりたい事をいつも考えている私にも・・・・・

そういえば、キムタクが初めの方でそんなことを言っていたなあ
と思い出しました。
子ども相手に道場でも開きたいと言っていましたね。
そんな夢もお毒味役という仕事のために
無惨にも打ち砕かれてしまったんだなあ…と
今気がつきました。
彼の人生はこれから厳しいだろうなあと
想像されます。
そんな厳しい人生ですが
慕い合っている相手がいるということは
きれいな人生だなあ…と、ほっとします。

でも自分にふりかえってみて
本当にやりたいことはなんでしょう。
映画をきっかけに
いろんなことを考え始めるのも
映画の良さですね。
Re: 武士の一分
【返信元】 武士の一分
2007年01月13日 21:45
はじめまして、すいとぴーです。

私はやっと一月九日に友だちと観に行きました。

とにかく良かったです。キムタクももちろんです。
相手役の女性は初めて見る人だったので、これも良かったです。
見終わった後、じんわりと静かな感動を覚えました。
私の二人隣の高齢?の女性は、終わり頃グスグスととても泣いておられました。

最初主人公がこの仕事を辞めたいと妻に言ったことは、色々と妻としての自分にとって考えさせられました。
本当にやりたい事をいつも考えている私にも・・・・・