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Re: 国家の品格 藤原正彦
【返信元】 国家の品格 藤原正彦
2007年02月07日 22:24
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西欧中世の騎士と領主は、「託身契約」という契約関係で結ばれており、今日も西欧貴族は、武具として棍棒の名残りであるステッキを握り、ピストルを海中に忍ばせながら、冗談を言いながら遊興に興じながら商談を行う刊行があります。 矜恃在る生き方だと思います。 今昔物語と比肩する平安時代を代表する説話集に「宇治拾遣物語」があります。 八幡太郎義家の弟、新羅三郎義光の言動が記録され、中世史学上これが侍(さむらい、貴人の傍に侍るもの)の生き方の代表例とされました。 「義光は殺生を生業として今生最も邪悪…」、「親を討ち、子を殺してぞ誉れ在り我が源氏の家」 400年後の子孫、武田信玄は言葉どおり父親を追放し、子供を自害に追い込み、戦国最強の武将と褒め称えられています。 徳川幕府の軍学は甲州軍学。風林火山の旗と伴に「甲州軍艦」に残る「人は石垣人は城…」の説諭を信奉する人士も多く、江戸時代領主からお家、藩に忠誠の対象が変わるまでの「武士道」がここにあり、明治維新後、英国式の紳士道と相まって「武士道」という新しい概念として再復してきたものと誰何します。 |
Re: 国家の品格 藤原正彦
【返信元】 国家の品格 藤原正彦
2007年02月06日 00:24
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朝、子供が年長者に会えば「おはよう御座います、○○さん」、分限者が困窮者に会えば「失礼ですが、何か協力できることはないですか。」と声を掛けるのが国家の品格、人間の人格でしょう。 (好きではないですか)儒家の礼法のような倫理性の欠如が酷く、指導者層で著しく低下しているのが現状と思います。 先日も京大の先生と話しましたが、知のエリートとも人格者とも思えず、「おいこの髭」と言いかけてしまいました。 前述したように、江戸時代までの日本人の精神性は、借金棒引きを平然とする「無い袖は振れない」の格言に見られるように、いい加減なものです。し、支配者層も徳政令など同じようなものです。 明治維新期の百家争鳴の後、強い倫理観の必要性から、ナンバースクルール、陸海軍大学、旧制帝国大学の寮生活の中で、壮語に研鑽させる精神の模範を、イギリスのスコットランド貴族の精神性としていたと聞き及んでいますし、直接教えを伝授して貰いました。 皇族の英国留学は今に残る美習でしょう。 子は親の鏡、「あのおれさ…」と挨拶も無しに言い出す子供しか育めない社会は、親と社会をリードする指導者の品格が欠けていると、私は思います。 この間も「俺たち団塊の世代は、…誰々はどうして、誰々はどうで」と意味もないプライドで部下に能書きをたれている指導者層の酔っぱらい紳士に、降車際に「恥を知れ」と小声で声を掛けてあげました。 |
Re: 国家の品格 藤原正彦
【返信元】 国家の品格 藤原正彦
2007年02月05日 15:51
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新原狩生さまコメント有難うございました。 スミレです
武士道は騎士道、紳士道の誤訳としての武士道なのですか? 私はみーはーで読みますので藤原さんが書いておられる文章で老化現象の脳が共鳴すると、そうなのか?そうなのねえと思います。 例えば 自由と自由は正面衝突する。言論の自由はプライバシーを守る自由と衝突する。 私の自由と他人の自由は常に衝突する。 即ち 私が好きな女性に接近する自由を行使すると、その女性は必ず私から遠ざかる自由を行使する。 あまり頭がよくない人なら途中で論理が2転3転して最後には正しい結論に戻ったりするが、下手に頭がよいとそのまま行ってしまう。 頭がよいのに出発点Aをえらぶ情緒力の育ってない人というのが非常に怖い等なるほどねえ・・・て具合です |
Re: 国家の品格 藤原正彦
【返信元】 国家の品格 藤原正彦
2007年02月03日 11:14
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騎士道、紳士道の誤訳としての武士道でしょう。
武士道は「葉隠」にあるように「葉の裏に生きる虫の如く」というサラリーマンの処世術です。 大和魂は、本居宣長いわくに「女々しいもの」です。 桜は何時までも「なよなよと」散り続けるから美しく、「パッと咲いて、潔く散る」の如きを、彼は外来の唐心と呼んでいます。 日本人には雄々しく、厳格な精神が欠けるのは事実でしょう。 「可哀想」だとかいう情緒が、「何が必要か」という論理より優先する社会土壌が在るのは事実です。 戦前の国民国家の指導理論は英国ケンブリッジ大学の騎士道の精神とされ、今日も皇族はケンブリッジ大学、高等外交官僚はオックスフォード大学に本場の騎士道なり紳士道(スコットランドヤードスピリッツ)を学びに行っています。 ロッキード事件の時の三木武夫首相の姿を浅ましいとして、椎名氏ら三賢人は「惻隠の情がない」と嘆きました。 中国には「池に落ちた犬は棒で叩け」という格言があります、これもまた道理です。 スコットランド貴族の子弟は領地内で農夫と会えば「グッドモーニングミスター○○」とお辞儀をする習慣があります。 いまの国際社会では、指導者たるものこういう礼儀在るべしというのは真理でしょう。 一市民、一国民の私は「ビバ!ダラ、ダラのリラックマライフ」 |
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