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こんな本読んだかい、こんな映画見たかいの「「水曜の朝、午前三時」」
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「水曜の朝、午前三時」
【閲覧数】1,084
2007年03月04日 16:06
何時も読んでいる、自動車雑誌のコラムに小説の紹介がありました。
ドライブ中心のコラムなので珍しいなあーと思いました。
蓮見圭一著「水曜の朝、午前三時」。
ちょっと変わった題名です。
四十五歳で逝った翻訳家で詩人の女性が、一人娘に残したテープを、娘の夫が聴き彼女の人生を振り返る、という流れです。
主人公の女性は大阪万博のホステスとして働き、そこで同じ職場にいた、外務省の男性と恋を始める。
始めて経験した大きな国際的イベントだった、あの熱気あふれた大阪万博。
恋の舞台は1970年の大阪、京都。
主人公は同じ年代ということもあり、当時の街並み、恋人同士の息遣いまで感じられるぐらい、すごく身近に感じました。
流れもテンポも良くて、切ない。
年齢を重ねて自由奔放、ちょっと不良の主人公も魅力的です。
小説では珍しく、主人公が生きていく中でのメッセージ、信条が明確に告げられます。
彼女ほど激烈に暮らしてこれなかった、同年代の私にとってこのメッセージ、信条は考えさせられました。
そして、何故自動車雑誌のコラムで紹介なのか。
当時あこがれの的だった、あの「ベレットGT」が出てくるんです。
久しぶりに一気読みしました。

書き込み数は2件です。
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Re: 「水曜の朝、午前三時」
【返信元】 「水曜の朝、午前三時」
2007年03月05日 17:42
Esperanzaさんと映画・本の趣味がにていますね。
ちょっとビックリです。
何か面白いものあれば教えて下さい。
よろしく。
Re: 「水曜の朝、午前三時」
【返信元】 「水曜の朝、午前三時」
2007年03月05日 11:19
人に紹介されて読みました。

題名はサイモン&ガーファンクルの歌かららしいです。

1970年を懐かしく思い出しましたし、知っている場所もふんだんに出てきました。
切ない良い小説でした。

主人公の女性の娘は誰の子なのでしょうね。