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地元ぐるみでマナーの向上へ~点字ブロック塞ぐ放置自転車ノー~
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2007年10月09日 21:15
  本日午後1時半頃、近鉄小倉駅前の平和堂へ買い物に行き、あたりの異様さに気づきました。普段なら自転車が乱雑に置かれ、道を狭めているはずの道路が広々として、点字ブロック帯が駅の切符売り場まですっきりと見渡せるではありませんか。 
点字ブロックに沿って、A型バリケードが置かれ、「西小倉自治連合会」の腕章をした方が見張に、駅の前では市の職員二人がビラ配りです。
「駐輪マナーを守りましょう」のビラには、視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)周辺の自転車・バイク放置を止めての呼びかけと、10月15日からの放置自転車撤去作業の予告が書かれています。すでに放置自転車には、宇治市都市整備部交通政策課の撤去強化の警告書(6.5×18センチ)が貼られています。バイクを停めようとした婦人に向かって、買い物客用の駐車場を教えて移動してもらっています。

 違法駐輪無法地帯、危険箇所で有名なこの場所でも、やっと行政と地元自治体の協力体制が組めて、安全を守る運動が始まったのです。
市職員の話では、近鉄が改札口周辺と階段付近に点字ブロックを敷設したのが始まりで、その後平和堂前の放置自転車が危険との視覚障害者からの訴えで、今年6月に市が市道に点字ブロックを敷設しました。マナーを期待し、啓発運動も続けているものの、一向に改善されず今日に至っているということです。それだけに、地元の自治連合会の協力を得ての今回の啓発運動には力が入ります。
 
 一方自治連合会の取り組みも本腰が入っています。「私らも、仕事がある中で当番を組みました」と、割り当て表を見せていただきました。本日から12日までの警告期間は二交代で、15日から19日までの撤去期間は三交代で、9時30分から16時30分まで、一日に2~3人の氏名がプリントされています。

 思いついて、Aさんに電話をかけました。視覚障害者で、日頃この周辺の通行に困惑されている方です。今日のすっきりした道をぜひ通って見てほしかったのです。すぐに来ていただきました。
「こんなに広いんやなあ!」と感心しながら、白い杖でブロックを辿りすいすいと前進。カメラを構えた私は後退りするのがやっとの思いです。「いつもこんなんやとなあ、ちょっと私らの身になってみてくれたらなあ、、、」の言葉が胸を打ちました。
 
 一寸の間だけ、みんな置いているからではなくて、もし私が白い杖の歩行者だったらという思いやりが求められています。点字ブロックは視覚障害者の安全に欠かせないものという認識が定着すれば、撤去されるまでもなく、点字ブロック上に自転車を放置する人はいなくなるでしょう。
 西小倉住民の良識に訴え、マナーの向上をめざす運動が、本日始動いたしました。

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