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「憲法記念日」のつどい和やかに開催
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2008年05月04日 22:35

 日本国憲法は、今年で施行61年を迎えました。
憲法改正をめぐっての論議は、取り分け9条の条文解釈などでますます激しくなってきています。
 去る4月17日、名古屋高裁でイラクでの航空自衛隊の活動を憲法9条に照らして違憲とする判決が下され、改めて9条の条文を読み直した向きも多いのではないでしょうか。
 読売新聞の世論調査の結果、「憲法を改正しないほうがよい」が「改正するほうがよい」を上回ったと報じています。その理由は「世界に誇る平和憲法だから」が53%ということです。
民意は政府に真っ直ぐに届くのでしょうか。(「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」第99条)

 憲法記念日に、京都市の円山野外音楽堂で「5.3憲法集会in京都“生きるためにいま憲法”」が開催され、老若男女1700人が参加しました。
集会では二人の講演がありました。湯浅誠さん(反貧困ネットワーク事務局長)は、生活困窮者に関っている経験から、本人のせいではない貧困状態があること、決して企業の成長で貧困は減らないと説き「貧困が生まれる社会は戦争への免疫力も弱い社会です」と憲法9条と25条を切り離さずに追及していくことの大切さを語られました。
 安斉育郎さん(国際平和ミュージアム名誉館長)は、1914年の第一次世界大戦から満州事変、日中戦争、第二次世界大戦を経て1945年の敗戦まで日本が関った戦争の歴史を述べ、憲法は闇の中から生まれた平和の結晶であり世界的な価値を持つと力説。「現在9条の会は全国で7000を越え、幅広い平和活動が盛り上がっています」と運動の展望を語られました。

 引き続いて行われた草の根運動交流の部では、若者や市民ミュージカルグループなどが取り組みや意見を発表しました。中でも注目を浴びたのは、宇治のままさんグループの歌声でした。乳母車に乳児を乗せて幼児と共に出演、手話つきで「へいわのうた」を発表されました。
“かなしいじゃなくてうれしいがいい。みんなおんなじいのちだから、せんそうじゃなくてやさしいがいい”
 みんなの心を結ぶ素晴らしいハーモニーと手話でした。
こうしたやさしさこそ生きる力、憲法を守る運動のキーワードとなるのでしょう。
参加者は行楽客で賑わう四条通から河原町御池まで、憲法ウオークでアピールして集会を締めくくりました。
  
    

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