１０月　お茶っ人俳句サークル第一回句会　出句清記

１　十六夜や虚空見つめて立つ仁王　　

２　すすき刈り　早や冬支度　スキー場　

３　目印は芒一叢歩こう会　

４　押し寄せる穂波風吹くすすき原　

５　色鳥の来て和みたるお茶の刻　

６　薄の穂　赤く染まりて　里山に　

７　橋下の中州を揺らすすすき原　

８　分水の　峠のバス停　すすき原　

９　街中をススキ探して疲れけり　

１０　小鳥来て今朝は狭庭もときめける　

１１　すすき葉や　血の赤滲みて　子の指に　

１２　　茶の花にあう壺探す早速と　

１３　秋晴や昼餉のカレー印度より　

１４　ススキ原遠き記憶の蘇る　

１５　秋風や懐深く吹き抜けて　　

１６　台風へ向かう船旅生姜摂る　

１７　すすき原　演習場とは　陸自隊　

１８　夕焼けて家並み消え行く秋の暮　

１９　小鳥来る樹下に小さき乙女像　

２０　ちちろ鳴く真昼の亭の井戸あたり　

皆様の参加をお待ちしています。