こんにちは、たかっぱです。
いよいよ明後日の28日(金)、やましろ市民劇「かりがね茶ろん」が、宇治文化センターで本番を迎えます!
いや~、台風が過ぎ去ってくれて本当に一安心でした・・・(^^;)
参加者の募集期間もかぞえれば約半年・・・
稽古の開始からだと約4ヶ月・・・
長い準備期間を参加者の皆さんと過ごしてきました。
お芝居はいつも、稽古はどこまでも長く、本番は一瞬で終わっていきます。
その一瞬、命をかけて輝く一瞬を、
参加者の皆さんと、劇場に来てくださったお客様と、共有できたらこんなに嬉しいことはありません。
「かりがね茶ろん」は市民劇です。
出演者は普段からはお芝居をしていない人たちが大半です。
演劇では、出演者全員のチームをさして「座組み」と言いますが、
この座組みには、もしかしたら今回が最初で最後の舞台になる人もいるかもしれません。
これから舞台に出続ける最初になる人もいるかもしれません。
毎年、出演される常連さんもいらっしゃいます。
本当に、立場も年齢も動機も違う38人が、この4ヶ月、それぞれの思いで
参加し続けて、ひとつの演劇を作ってきました。
昔、僕が演劇初心者向けのワークショップ公演に参加した時、その時の演出家さんが
「この中には演劇を続ける人もいるかもしれないけれど、この座組みで
演劇を作れるのは今回で最初で最後だ」という意味のことを仰っていました。
今回のお芝居でもそれは同じで、28日・29日の本番が終わったら、
この38人が同時に舞台に立つことは、恐らくきっとないのだと思います。
泣こうがわめこうが本番過ぎれば座組みは解散。
諸行無常でまっこと儚いものではあります。
そして「市民劇」という枠組みがなくなった時、僕らはこの舞台でどれだけ
繋がれたんだろうということが試されるのではないかと思います。
そしてそして、その前にまずは本番!
どうか皆さん、観に来てください。
精一杯輝きますので。