投稿日:2008-07-11 Fri 台所発酵酵母液 リン鉱石の不足と中国のリン鉱石への関税率引き上げにより、国内の肥料価格が7月からいっせいに引き上げられた。その国内での販売引き上げ率は、30~70%にも及ぶと言う・・・。 だからと言うわけではないが、畑仕事に費やす時間も増えたことから生ゴミから肥料をつくり、我家の食卓に並ぶ畑の野菜たちに使ってみようかと試みた。・・・さて、結果は如何に!?! 皆さんも、ぜひお試しを!!! ・・・以下は、新潟県内のみかんさんからのパクリねたです。(画像のみ我家の様子)・・・ http://blog.goo.ne.jp/nori-3813/e/6cce9ce719245ee0d…1ef608b720 ![]() (目的) 1、台所から出る汚水、生ゴミを有効利用する。 2、環境にやさしい、微生物を使った安全、安心な肥料を作り野菜作り、稲に使い、美味しい作物をつくる (必要物品) 蓋付きバケツ、米のとぎ汁、食べた後の納豆パック、食べた後のヨーグルトの容器、イースト菌(代わりに酒粕、粕漬けの粕、糠漬けの糠など酵母菌が生きているのもならなんでもよい) (作り方) 1、米のとぎ汁をバケツに取ります。一回にバケツ半分ぐらい。 2、その中へ、イースト菌をスプーン一杯ほど入れます。納豆パック、ヨーグルトの容器なども、とぎ汁のなかで、すすぎます。塩をスプーン一杯ぐらい入れてください。 3、バケツに八文目ほど、とぎ汁を溜めたら、その中にまた、イースト菌、納豆、ヨーグルトなど入れます。 4、蓋をして、台所の隅にでも置いてください。 5、一日一回は、底から混ぜてください。酵母菌がよく発酵するためです。 6、三日~一週間ほどでぷくぷくと発酵してきます。 7、このままでも使えますが、沢山増やしたい時は、さらに大きな蓋付きの容器に移します。 8、毎日、米のとぎ汁を取り、足していきます。 9、ヨーグルト、納豆のすすぎ水は、必ずとぎ汁の中に入れる。 これを、そのまま、花や、野菜の液体肥料としても使えます。 でも、私は、さらに栄養タップリの酵母液にします。 これは、酵素液の作り方からヒントを得ました。 発酵し始めたら、この中に酵母菌の好きな物をミキサーで細かくして、入れます。 ご飯、野菜の葉、皮(特に、ジャガイモなどの芋類、)煮汁、皿に残ったしょう油、漬物の漬け汁、酢の物の汁、小麦粉、パン粉、茹で汁、飴、ジャムのあく、お茶の葉、しけった菓子、果物の皮(国産のリンゴ、梨、柿など。外国産の果物は使わない。残留農薬などで、酵母菌に影響すると困るので。)、お酒の飲み残し、酒かす、魚粉、おからなど人間が食べるもので、糖分、塩分が含まれているもの。 卵の殻はミキサーにかけて粉にして。 いろいろ入れます。 いろいろ入れたくない人は、最低、ジャガイモや果物の皮や、漬物の汁だけでも入れてください。塩分と糖分が酵母菌を元気にします。 酵母液は甘い物、塩気のある物どちらも好きです。 台所から、出る生ゴミ、廃液など、酵母菌が分解できるものがほとんどです。 そして、酵母液の中は、分解された、糖、アミノ酸、ビタミン、ミネラルたっぷりの肥料になります。 さらに発酵が盛んになる、夏頃には、野菜くずなどそのまま入れます。 にんにく、唐辛子、どくだみ、よもぎなども入れます。 10、料理する時、洗い物をする時は、流しの横に蓋付きバケツを置き、野菜くず、残りものなどを、このバケツに入れて後で、酵母液の中に入れて掻き混ぜておく。 野菜くずがいっぱいになってきたら、取り出して、畑の土の中に埋めます。 だんだん、発酵がさかんになるので、朝、夕と二回液を容器の底から良く混ぜてください。 よい発酵のためには大切です。悪臭予防のためにもなります。(特に夏の期間) (入れてはいけない物) 腐ったもの、廃油、生の魚の内臓やえら(寄生虫がいることあり)煮てからなら、いれてもよい、多量の米糠(野菜が枯れる) 使い方 野菜に使う場合 畑で微生物が有効に活動するためには、マルチはビニールマルチでなく、有機物マルチ(藁、畑の残渣物)などを使うほうが、効果があります。 ミミズの餌にもなります。土を乾燥させないほうがいいです。 乾燥すると微生物は死んでしまいます。 種まき前 1、畑の直播きする前、一週間前ぐらいから、毎日、原液を畝に撒いておく。 種の発芽率がよくなり失敗しません。撒いたら、新聞紙や藁で覆っておく。 発芽後 1、発芽したら、酵母液を二倍~五倍ほどに薄めて、掛けます。 野菜によって、掛け方を変えています。ナスなどは、毎日かけています。 トマトは一週間に一回ぐらいかけました。葉物などは、毎日かけたりしています。 最低、一週間に一回ぐらいかけていれば、生長がいい。 利点 野菜が病気になりにくい。枯れにくい。あくのない、甘い野菜になる。 液肥なので、吸収が早く生長が早い。 撒いているうちに、雑草が生えにくくなる。 ENボカシのように、生ゴミの水切りをしなくてもそのまま、酵母液にいれられる。 切り替えしなどの手間がいらない。 欠点 ジョロに口をつけたままで、液肥をかけると詰まりやすい。 液肥を網やガーゼなどでこしてからかけるほうがいい。 または、ひしゃくなどでかける。 液肥なので、広い畑だと、かけるのが面倒。 重い。 発酵臭がある。 これは、他のものを入れていない酵母液です。(写真はみかんさんのオリジナルページへ) これは、夏の発酵液です。スイカの皮が浮いています。(同上) ドグダミなどの葉をいれた酵母液です。(同上) 使っていなかった、大きな漬物用のプラスチックの容器を多い時で三個使いました。それぞれの樽に入れる物を分けました。 例えば、ニンニクや唐辛子をいれた樽、果物の皮など、糖分の多い樽、ドクダミや、人参の葉など青物の葉を入れた樽などです。 季節が変われば取れるものもかわるので、液肥の中身も変わります。 春はイチゴ、ジャムを作る時にすくったあく(中には、砂糖がいっぱい)漬物に使った汁、夏はスイカの皮、ドクダミの葉、トマト、野菜くず、秋は柿、リンゴの皮、梨の皮などいれました。 ようやくまとめました。みなさんの参考にしていただけたら、うれしいです。 これによって、生ゴミや、台所の廃液が少しでも有効に利用され、ゴミの減量化や水の汚染が減ることを願います。 昨年、私が使ってみて、病気にならない、元気な野菜、美味しい野菜ができました。土もよくなります。ミミズも増えます。 分からない事があれば、コメントください。 参考文献 現代農業 2007年12月号 プクプク酵母菌の世界へ 追記 2008.610 今年の肥料の使い方 今年は酵母液に、鶏糞と油粕、米糠を併用して使っています。 石灰は、植え付け前には、使わず、植えつけた後、しばらくしてから、撒いています。葉にかかっても、影響ありません。 虫がこなくなって虫予防になります。 石灰は、消石灰や、貝石灰などを使っています。 時々、米糠をパラパラと撒きます。 油粕も、上から、パラパラと撒いて、酵母液を掛けています。 鶏糞も、植えて、根が落ち着いた頃に撒いてちょっと土と混ぜておきます。 この時も、酵母液を掛けます。 または、雨が振る前にやります。 肥料は、土にしみ込んで、根から吸収されるからです。 表層の根で肥料分は吸収されます。 だだこれは、土ごと発酵させた、微生物たっぷりの土でないと上手くいくか? ・・・以上・・・ NHK その時・・・河井継之助 放送時間帯のずれがあると思うものの、晩酌をしていたらNHKが河井継之助の番組を流していた。 仕事から帰ってきた次女は 「つまんない!変えていい?」 「だめ!今、盛り上がっている」と、私・・・。 歴史物が好きで、地元を放映するこんな歴史番組は見逃せない! TVにかぶりつきの爺ちゃんと、 ![]() ◆ファーム・エイド銀座 2008 7月19日(土) 紙パルプ会館 http://www.enjoyeco.com/ ![]() http://www.enjoyeco.com/farm-aid/access.html ![]() ・・・籾のまま保存をしていたお米を持参します ◆お中元に! 魚沼産コシヒカリ 棚田米.COM 自宅でカード決済可能 http://www.tanadamai.com/ ![]() ◆去年の今日 溝切り作業 http://satokome.blog20.fc2.com/blog-date-20070711.html ![]() ◆2年前の今日 水害・・・ http://satokome.blog20.fc2.com/blog-date-20060711.html ![]() |