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2017年09月24日(日) 

 

 

>基本的に権利には義務が、自由には責任が伴うと言われている。

>例えば車を運転したいと権利を要求すれば、自動車教習所に行って運転技術や道路法規を習得する義務を果たさねばならない。>義務を果たせば権利(運転免許証)が貰える。>しかし権利だけではまだ責任は生じない。>次に車を買って車を運転するとなれば、これは権利の行使であるから自由になる。>自由には責任が伴うから責任を取るために保険に入らねばならなくなる。>自由だけでなく行動・発言には常に責任が伴うのだ。

 

そうですね。

 

>このことを最近の日本人はすっかり忘れている。>すべての言動には責任が伴うのである。

 

全ての考えは、文章になる。文章にならないものは、考えではない。

日本人には意思が無い。だが、恣意 (私意・我がまま・身勝手) がある。だから、全ての言動は恣意により行われている。恣意は意思と違って文章にならないので、意味もなければ、矛盾もない。だから、恣意の人には説明責任が取れない。とかく、この世は無責任。そのうち何とかなるだろう。

 

>昔の日本には権利や自由という言葉はなかった。>しかし何の不自由もなく社会は回っていた。

 

‘不自由を常と思えば不足なし’ ですか。我々の祖先は、それなりの不自由な生活を送っていたに違いありませんね。

 

>なぜなら間違ったことをやれば腹を切って責任を取るという文化が日本社会にはあったからである。

 

何が間違いかも、難しいところですね。

肥田喜左衛門の著した <下田の歴史と史跡> には、責任に関する下のような事柄が記されています。

徳川5代将軍の治世、佐土原藩の御手船・日向丸は、江戸城西本丸の普請用として献上の栂 (つが) 材を積んで江戸に向かった。遠州灘で台風のため遭難、家臣の宰領達は自ら責を負って船と船員達を助けようと決意し、やむをえず御用材を海に投げ捨て、危うく船は転覆を免れ、下田港に漂着した。島津家の宰領河越太兵衛、河越久兵衛、成田小左衛は荷打ちの責を負い切腹する。これを知って船頭の権三郎も追腹を切り、ついで乗員の一同も、生きて帰るわけにはいかないと全員腹をかき切って果てた。この中には僅か15歳の見習い乗子も加わっている。鮮血に染まった真紅の遺体がつぎつぎに陸揚げされたときは、町の人々も顔色を失ったという。16人の遺体は、下田奉行所によって大安寺裏山で火葬され、同寺に手厚く葬られた。遺族の人たちにはこの切腹に免じて咎めはなかったが、切腹した乗組員の死後の帰葬は許されなかった。(引用終り)

 

昔の日本人は、15歳の見習い乗子の責任は考えられたが、5代将軍と佐土原藩主の責任については考えられなかったようですね。

意思は未来時制の文章内容です。日本語文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がありません。だが、英語には時制がある。日本人もアニマルも恣意の行動をしています。わが国においては、人間もアニマルも自然の中に溶け込んで生きています。

意思のあるところに、方法がある。(Where there’s a will, there’s a way). だが、意思が無くては方法がない。

責任 (responsibility) は、英語では応答可能性のことであります。意思が無く手段がないのであれば、折角、応答可能性を授けられても、その責務を果たすことが出来ません。

日本人もアニマルも、意思を持っていませんので、責任を果たすことは、牛馬の苦役の様なものになります。このような事情では、責任を取りたがるものはいないでしょう。

 

>権利や自由や人権などの言葉が西洋から輸入され責任が片隅に追いやられ日本社会は本当に軽薄になってしまった。

 

日本語脳の持ち主は、日本式の責任を敬遠せざるを得ませんね。

 

>「何かあれば責任を取る」という文化が薄らいで、権利だ、自由だ、人権だと叫んでいる欧米国家以上の「無責任国家」になった。

 

先の戦争で、この国がひっくり返った時にも、責任者は出なかった。とかく、この世は無責任。この国には個人の意思を問いただす者もいなければ、個人の意思を表明するものもいない。

意思のある国には、解決方法がある。意思が無ければ、方法はない。’そのうち何とかなるだろう’ は口癖である。これは、自然の成り行きか。英語と日本語を学んで、意思のある国民になろう。さすれば、我々の道は拓ける。

 

 

 

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閲覧数677 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2017/09/24 03:51
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