書き込み数は4件です。 | ◀▶ |
40年前の今頃。寒い日だった。 京都東大路冷泉の岡崎橋から酔っ払いの1人が疏水に飛び込み、溺れかけた。 同僚の3人は救助せず、いつもの冗談と思い放置した。 そこに通りがかった男子京大生が救助に飛び込み、心臓マヒで死亡した。 酔っ払いは自力で泳ぎ助かった。 京大生の行為は賞賛に値する。 一方、酔っ払いは何の反省もなく平然としていた。 酔っ払いの行為を処罰する法律はない。 又その頃、京大生に対する報奨金制度もなかった。 自慢の息子を失った両親の号泣が今も耳に焼き付いている。 こんな理不尽なことがあるのか。 刑事たちは酔っ払いに冷たく、厳し … [続きを読む] |
30年前のこと。 飲食店主のMさんが無銭飲食の被害にあって110番した。 パトカーが犯人を現行逮捕して私に引き継いだ。 無銭飲食は詐欺である。 Mさんから事情聴取し、被害届の署名を求めたところ署名を嫌がるのである。 以下はその問答である。 Mさん .... 「苗字だけでは駄目か?」 私 .... 「署名は戸籍上の姓名です。名前はあるんでしょう」 Mさん .... 「そら あるわいな。言いたくないんや」 私 .... 「そら 又 どうしてです? まさか指名手配とか・・」 Mさん .... 「そんなん違う。名前言うたら笑うやろ」 私 .... 「なん … [続きを読む] |
昭和50年春から昨年秋まで左京区の散髪屋に通った。 散髪屋の親父も82才となり、散髪中たまにクシやハサミを落とす。 共同経営者は息子で腕がいい。 しかし、親父は息子に任せず私の頭をさわる。 正直、怖いことがある。 40年が経過して私も老いた。 ある時、散髪に行ったら親父がいなかった。これは辛い。 よって、1000円の散髪屋に行った。思いのほか、上手だった。 親父、すまない。 |
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