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2009年07月16日(木) 
セミナー2日目は、会場を大ホールに移しての、実地研修でした。
残響時間の測定。
大ホールは、オペラハウス形式のホールで、残響1.4秒の数値。
海外の、特にイタリアのオペラハウスは、残響より、明瞭度重視の傾向があり、それに近づけたようです。

その後、「ストレートプレイ芝居の声」、「弦楽四重奏」の実演を音のサンプルとして、
素舞台、木製の仮設反響板(パネルを繋いだもの)、アクリル製仮設反響板、金屏風の4パターンの効果を、体感した。
客席で聞く限り、何も無い状態より、どれも効果があった。
芝居の演技者は、何も無い状態を好み、クラッシックの演奏者は、反射板がある方が、演奏しやすいという、実験結果だった。
私の常小屋、宇治市文化センターの小ホールは、天反、正反のみで、側反がない。
予算が許せは、仮設で、パネルを立てるのも、効果的だと感じた。

午後からは、場所を、コンサートホールに移し、豊かな残響の中で、PAでの明瞭度を上げる
という、実験を行った。
午前中の弦の演奏に、PAされた朗読をかぶせる。
いろいろ、スピーカーを変えておこなった。
角度の狭い、ラインアレイ型の、スピーカーで、音量を上げれば、スピーカーの向いている方は、明瞭度があがるが、場の雰囲気、クラッシクの演奏のよさが失われる結果となった。
結局、既存の天井スピーカーに、ラムサA200を足した、現状のシステムが、適しているように思った。

最後は、コンサートホールにおける、照明のノイズについての実演。
いつも耳にする、調光ノイズ「ブオーン」という音、ムービングのファン、駆動音。
響きのあるコンサートホールでは、どれも、いつにも増して耳障りだ。
照明器具メーカーの努力で開発された、ノイズレスの機器が、紹介された。
予算さえあれば、
とても有効だと思った。

2日間にわたり、セミナーに参加させていただいた。
いずれも、非日常な贅沢で、有意義な時間が過ごせた。
安全の問題、会場及び器具。
普段の、市民会館の環境、運営に、いかにすり合わせて、生かしていくか。
大きな、ギャップと課題が積み上げられていた。

閲覧数1,285 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2009/07/16 23:51
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2009/07/25 23:46
    >みずたにさん

    壁際だと、幾分ましだと思います。
    壁を背負うのが、基本です。

    あの場所で、聞こえるようにするには、角度の狭いスピーカーを多数準備する必要があるでしょうね。
    小型のラインアレイ型がいいと思いますが、何百万のお話になります。

    外で、やるのがいいと思います。
    次項有
  • 2009/07/17 16:41
    アクトパルの室内広場、利用が増えてるのに、ですね。
    先だってお伺いしたときも、聞こえませんでした。

    真ん中でなく、壁際でやればいいのでしょうか。
    真ん中で、パーテーションは無理ですし。
    音響装置がよければいいのかと思ってました。
    次項有
  • 2009/07/17 08:23
    >岬のカブさん

    アクトパルの空間は、簡易式音響装置では、ぼわんぼわんでだめでしょうね。
    体育館とかもそうですが、しっかりとした音場補正が必要です。
    背後にパーテーションを立てて、MCは、生声マイクなしがいいと思います。
    次項有
  • 2009/07/17 06:42
    おはよございます

    何時も、なにも考えずに聞いていましたが、
    奥の深いものなんですね。
    2日間お疲れ様でした。
    ところで、アクトパルの室内広場?
    マイクで話をされていても内容がまったく
    聞き取れません。
    ライブ中でもしかりで、元々それ用に作って
    いないからでしょうね。
    楽しい演奏がぶち壊しです。
    次項有
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